ボクがアルビレックスのサポーターになって以来数年が経ちますが、そのほとんどの期間、ボクにとって「アルビで最も好きな選手は矢野貴章」でありました。もちろん、アルビレックスというチームが好きで、アルビの選手の誰もが好きだったのは間違いないのですが、「最も好きな選手が矢野貴章」であったことは否めません。
貴章がドイツに移籍してもちろん寂しさはあるのですが、ボクの熱い視線や感情が他のアルビ選手に向かうようになったのは事実です。「勲はアルビの顔だな」「三門はいいなぁ」「川又は楽しみだぞ」「西君は札幌に帰したくないな」「亜土夢や高徳は新潟から離さないぞ」「ウッチーはアルビの精神的支柱だ」などなど、今まで以上に他の選手の魅力を感じるようになりました(まだ貴章のそれには及びませんが)。これって「すごくいいことだな」とボク自身は思っています。
そんな中で、今とても魅力を感じてるのが大島です。冒頭の画像は今週発売の「サカマガ」の、「J徹底レビュー」の扉ページです。おそらく名古屋戦の3点目をあげた直後の大島だと思いますが、この笑顔はもう最高です。
今節の名古屋戦、初めて長男を抱っこしてピッチに入場した大島。「子どものために頑張るぞ」「子どもにサッカー選手としての自分を見せたい」など、さまざまな思いが大島の脳裏に過(よ)ぎったのは想像に難くないです。そしてその結果をきっちりと出すあたり、さすがであります。あの名古屋戦の3点目のシュートをご覧になりましたか?「足が遅い」とか「走れない」とか、自称サッカーファンの多くの皆さんから酷評をいただくこともある大島ですが、ボク自身は大島のアルビにおける役割は大きいと思っています。すごい選手です。
名古屋戦の3点目なんて、その最たるモノですよね。必死に走ってボールに追いつき、ゴールにギリギリの所で蹴り入れたあのシュートは、まさに「根性のシュート」、「チームやサポーターを勇気づけるシュート」であったと思います。もちろん、ポストプレー等における大島の存在感は皆さんもよく知っているとおりです。
貴章が退団し多くの期待が寄せられている大島ですが、大島の姿を見ていると「貴章は貴章、オレにはオレの良さがある」とばかり、貴章とは全く違う魅力を存分に発揮しているとボクは思います。
もっともっと多くのアルビサポーターが、大島の魅力を感じ応援してくれたらなぁ…と切に願っております。