「約束」という言葉から、「渡辺徹」を連想した貴方はきっとボクと同世代。「村下孝蔵」を連想した貴方は、きっとボクと同じ元フォーク小僧。「相川恵里」を連想した貴方は、きっとボクよりも随分若い方でしょう。なんか、いずれも胸がキュンとくる歌ばかりですね。
さて一昨日のブログ記事のコメント欄に、超有名ブロガー:bartret555さんが情報をくださったように、新潟県内で今日発売の「サッカーマガジン」において、わがアルビレックスのマルシオが3ページの特集記事を組まれておりました。題して「達人たちの極意を知る~マルシオリシャルデスのフリーキック論」であります。
前代未聞&空前の偉業だった仙台戦のハットトリックを例に挙げるまでもなく、マルシオのセットプレーのキックはもはやJ屈指の芸術品であります。そしてマルシオは、「こんな選手は他にはいない」という助っ人ナンバーワン、アルビの宝であります。
今回の記事の中でボクの心に最も残った言葉が、冒頭で述べた「約束」という言葉でした。記事の中に次のような記述がありました。
これほどの才能がありながら、25歳からの4シーズンという、選手として最も脂が乗り切る時期を、地方の中堅Jクラブ(もちろんこれはアルビのこと)で過ごしたことが1つの驚きでもある。
さらにマルシオの言葉が続きます。
「それは新潟との約束があったから。その約束はしっかり守りたいし、その中でよいプレーができたことにすごく満足しているよ。グラウンドの中で、外で、新潟の仲間と本当にたくさんのサポーターが助けてくれることに、幸せを感じる」”契約”ではなく、”約束”という言葉を選んだところに、その人柄がにじみ出る。
嬉しいですね。マルシオほどの選手がアルビを愛し愛着を感じてくれており、新潟というチームや街を好きでいてくれる、新潟のサポーターを愛してくれている、こんなに嬉しいことはありません。
今回の「サカマガ」や「サカダイ」にも、マルシオをねらっているJ1チームが複数あることが掲載されていました。あれだけの実績を残している外国人選手ですから、それは当然だと思います。Jリーグでは助っ人である外国人選手ですから、「少しでも条件のよいチームでお金を稼ぎたい」という気持ちをもつのは当然だと思います。だけど外国人選手の中にも「お金だけじゃない」と考える選手がいて、「この街が好き」「このチームが好き」と考えてくれる選手がいることも事実です。これから赤ちゃんが生まれるマルシオ夫妻からも、ぜひ「新潟の街で暮らしたい」「多くのサポーターがいるこの街で暮らしたい」と思ってもらえると嬉しいですね。
まぁでも正直なところ、ポク自身が「アルビのマルシオを応援できるのも今シーズンまでなのかなぁ…」っていう気持ちをもっているのも事実です(でも浦和やガンバはやめて欲しいという本音はありますが)。だけど今は、アルビのマルシオを必死で応援するだけなのは間違いのないところなんですけどね。