雪のちらつくビッグスワンで行われた横浜FM戦は0-0のドローゲーム、またしても勝ち点3をあげ勝利の万歳をホームですることはできませんでした。なかなか厳しい現実であります。でも、ゲーム後の正直な感想としては、「よく失点せずに守りきったな」という安堵感の方が大きかったですよ。「勝ち点3を取れなかったこと」を嘆くよりも、「勝ち点1をよくぞ取った」と言いたいようなゲームでした。言い換えれば「今日はよくぞ守りきった」というゲームでしたよね。
アルビ視線で言うならば、今日は「守護神・東口の復活」に尽きます。これはアルビにとって、実に喜ばしい事実であります。今日のゲーム、横浜FMのコーナーキックは実に11本。他にも相手のセットプレーによるピンチの場面は何度もありました。しかも、マリノスのキッカーはもちろん「(かつての)世界の中村俊輔」であります。「東口!」ゴール裏から祈るような東口コールが何度聞かれたことか。しかし、その都度ゴールを守りきった守護神・東口でありました。キックの精度もやはり違いますね(いや、小澤さんがどうのと言うことではなく)。
まぁ、他にも「金珍洙のロングスロー」とか「勲の中条ルーレット」とか、見ていて「おーっ」というシーンはありましたが、今日はやっぱり「守護神・東口の復活」であります。
鹿島がホームで浦和に1-3で敗れ(マルシオが2得点!)、ガンバがNHK全国中継のゲームで広島に1-4で敗れるという、ライバルチーム(未勝利チームという意味で)の守備が崩壊している中で、アルビは引き分けとはいえ完封しているわけですから大いに価値のある「勝ち点1」であると言えます。だってこの「勝ち点1」の積み上げのおかげで、鹿島、札幌、ガンバの下位3チームよりチョコッとだけですが抜け出したわけですからね。順位も15位に上がりました。
さて、守備陣がなんとか持ちこたえているわけですから、アルビにとっての課題が攻撃力にあることは誰の目にも明らかです。ロペス、貴章、平井、アランミネイロ、亜土夢、ミシェウ、なかなか噛み合わない攻撃のピースが1日も早く機能するよう、黒崎監督を始めスタッフも必死で考えていることと思います。頼みますね!
ボクらサポーターとしては、「選手の力になるよう全力で後押しする」「90分応援し続ける」、これに尽きますよね。上の画像は、サポーター有志の方がゲーム前にメッセージボードを掲げてゴール裏を回ってくださっている所です。このボードの啓発のおかげか、今日のボクらの席の周りの皆さんも終始一生懸命に応援していらっしゃいました。
大丈夫、アルビレックスは大丈夫です!(…と自分に言い聞かせている)