昨日の横浜FM戦で今シーズンのホームゲームは3試合を終えたわけですが、残念ながら34試合とも天候にも恵まれず、勝ち点にも恵まれず、4万人のキャパを持つビッグスワンは空席だらけでありました。
第2節:大宮戦:26294人
第4節:ガンバ大阪戦:16836人
第5節:横浜FM戦:15854人
冒頭の画像は、J1昇格前年の2003年(この年はビッグスワン15試合+市陸7試合)から2011年までの1試合平均観客数と、今年の3試合のホームゲームの観客数をグラフにしてまとめたものです。
グラフを見て一目瞭然ですが、昇格2年目の2005年の平均4万人越えをピークに、ここ近年の観客数の減少はまさに右肩下がりであります。2010年にはピークから平均1万人減少した約3万人となり、昨年2011年には26000人にまで減少しました。もはや「4万人で満員のスタジアム」というのは、「過去の栄光」であります。
さらに今年の3試合の平均は19661人。グラフの黄色い部分ね。この3試合ではついに2万人の大台すら割り込んでいるのであります。昨日の横浜FM戦の観客数は、リーグ戦ではかつて聞いたこともない15854人。2005年の平均と比べると、約40%にまで落ち込んでいるんです。半分以下です。しかも、そのうちの何%かは招待券の「タダ観客」だと考えると、これは本当に非常に深刻な問題であります。
観客数が減ったことに対する原因探し(犯人捜し)は、いろいろ言われていますよね。地元で観戦できるスポーツがサッカー以外にも多様化してきたという文化の変化だとか、スカパーでホームゲームもアウェイゲームも天気を気にせず観戦できるようになったからだとか、タダ券(招待チケット)のバラ捲きのせいで「お金を出してチケットを買ってサッカーを観戦する」という文化が定着しないとかね。
サポーター有志の皆さんの観客増のための取組(ビラ捲きとか)や、アルビのフロントの新企画チケット販売等など、さまざまな工夫した取組がいろいろな所でなされていることに、ボクはサポーターの一人として心から敬意を表しています。ありがたいことです。感謝しています。だけど、やっぱり何よりも必要なのは、アルビレックスの選手の躍動であり、勝利であり、ワクワクするホームゲームなんですよね。それに優勝争いやACL出場争いが絡めば言うことなし。
天気がよくなって、アルビレックスが勝って、家族でビッグスワンで楽しい週末を過ごすことができ、みんなが笑顔でビッグスワンから帰路につくことができるようになれば、またお客さんは戻ってくるように思います。もちろん中にはちょっと不純な動機でビッグスワンに来る人がいてもいいんです。
「今年のチアの衣装は露出度が高いぞ」なんてね、鼻の下を伸ばしているオジさんの存在だっていいんじゃないでしょうか?上の画像は横浜FM戦でのチアの皆さんです。寒い中、お疲れさまでした。元気をもらいました。