今朝の新潟日報のコラム「日報抄」に、またしてもアルビレックスのことが書かれていました。哲学者アランの「幸福論」を引用し、「何かがうまくいけば嬉しくなる。嬉しいからさらにうまくいく。」という心の在り方の本質に触れています。先日のサッカーJ1アルビレックス新潟の試合(セレッソ戦)も、こんな「幸福への転換点」となってほしい。まさに言い得て妙であります。何よりも気持ちを切り替えることが大切だ。人は幸せだから笑っているのではない。笑っているから幸せなのだ。すばらしい名言ですなぁ…。八百政、感動いたしました。
さて、冒頭の画像は、昨日のヴィッセル神戸戦後のヒーローーインタビューを終え、他の選手から少し遅れて場内を回るMF小谷野選手の画像です。昨日はビッグスワンで「誰だ?横にいる人は?」と思っておりましたが、今日モバアルを見ていたら、この状況がどういう状況なのかわかりました。
小谷野の隣にいるのはアルビ広報の栗原さんで、ヒーロー―インタビュー初体験の小谷野に対し、ゲーム後の動きをサポートしているっていうことがわかりました。何事も初体験で不安いっぱいな小谷野選手の様子が伝わってくるような、モバアルの情報でした。初々しいね。この小谷野のヒーローインタビューもまた、アルビレックスにとって転換点でしょうね。そして、鹿島でずっと燻っていた小谷野にとっても、昨日のゲームは大きな転換点でありましょう。
それにしても、昨日の神戸戦は見どころ満載のゲームでした。平井の決勝点、貴章将生の2トップ、東口の好守と連続完封、小谷野の活躍、菊地のキャプテンマーク、大井&石川のセンターバックの安定、ウッチーの久しぶりの先発、ウッチー&金珍洙の果敢なサイド攻撃、いぶし銀:慶行のボランチ先発、金永根の久しぶりのスタメンなどなど。もちろん途中出場した選手も忘れてはいけません。ゲームを見事にコントロールしたミシェウ、右サイドハーフとして起用された宣福のダイナミックなプレー、宣福が投入されてボランチに下がった小谷野、ウッチーから村上への右サイドバックの競争をさらに激化する黒崎采配、待ってました!の木暮&ブルーノカスタニェイラ&黒河らのサブメンバー入りなどなど。
何といっても、勲とブルーノロペスというチームの要を2人、そしてアランミネイロという稀代のセットプレーキッカーを、ベンチにも入れなかった黒崎采配にはビックリです。タイトな日程の中で主力を温存して疲労回復を図り、守備の要である大輔にもしっかり休養を与え、しかもそれでもほぼベストメンバーの神戸に勝っちゃうわけですから、「アルビも選手層が厚くなったなぁ…」と感慨深いです。全ての選手が高いレベルで実力伯仲ってことなのでしょうね。これこまた嬉しい限り。
これからイエロー累積やケガで選手がチームを抜けようが、ロンドン五輪のために大輔がチームを離脱しようが、今年のアルビはビクともしないでしょう。それだけチーム全体の底上げが図られているっていうことなんでしょうね。とにかくボクらサポーターは、監督と選手を信じて最後まであきらめない必死の応援をすればいいんだって、安心をいたしましたよ。
さぁ、週末は好調な鳥栖が相手となります。J1新参者に好き放題させるわけにはいきません。ここできっちりと鳥栖を叩いおきましょう!