いやぁ~やってくれました。小塚がやってくれましたよ。ナビスコ杯グループリーグ第5節の柏レイソル戦で、新潟が生んだ鬼才、見附市出身の小塚選手が決勝点を挙げて、見事な勝利です。
後半の72分にGO!GO!端山があげたクロスを、平松が冷静な判断でヘッドで落とし、落ち着いて抑えを効かせた小塚のボレーシュートが火を噴きました。う~ん、美しい!こういう得点って、最近あまりアルビレックスにはなかった得点パターンですよね。すばらしい!
ちょっと冷静になって、ゲームを振り返りましょうかね。
●まずはスタメンを見てビックリ。GKの川浪や左SBのコルテースは想定内としても、CBにまさかの小林裕紀と竜馬、右SBには長谷川巧くんが入りました。
●さらにMFには、GO!GO!端山、優汰、小塚、成岡で、FWは宗とカリウ。中2日で週末に行われるリーグ戦の川崎戦に備え、普段のレギュラーメンバーを温存し、フレッシュなメンバーで(といえば聞こえはいいけど、若手中心の「勝てば儲けもの」的なメンバー)柏戦に臨みました。
●ゲームは終始、柏ペースで進みました。シュート数は最終的に2倍以上打たれたんじゃないかな?それでも、川浪のナイスセーブや竜馬らDF陣の頑張りもあり、粘り強い守備でチームを盛り立てます。前半にはカリウの惜しいシーンもありました。
●先制点をあげたのは伊藤優汰でした。後半開始10分。成岡が相手陣内に攻め込んで優汰にパス。そこで優汰はあの独特のドリブルでGKまでかわし、冷静にシュート。ボールはゴールネットに突き刺さりました。優汰はリーグ戦開幕戦以来のゴールです。
●ところが、先制点を挙げた10分後に追いつかれます。交代したばかりのディエゴ・オリベイラに頭で決められます。川浪は一歩も動けず。う~ん、見事にやられました。
●で、その7分後の後半27分に、冒頭の小塚の美しいボレーシュートが炸裂し、決勝点となりました。(詳細は略)
●しかしまぁ、後半アディショナルタイムの柏の怒濤の攻撃を、アルビレックスはよく凌ぎました。川浪は興奮してイエローカードまでもらっちゃうし、ハラハラしましたよ。いやぁ~よく踏ん張りました。柏のGKも最後はゴール前までやってきて、攻撃参加をしていました。
●ナビスコ杯のグループBリーグは、新潟が勝ち点6となり、首位の仙台の勝ち点8に2差まで迫りました。もっとも、柏と横浜が勝ち点7なので、新潟は現在4位ですけどね。まぁ、グループリ-グが面白くなってきたって感じですかね。
●達磨さんへ因縁の柏戦での勝利のプレゼント。川浪の初勝利。新戦力を実験的に使っての勝利。しかもアウェイでの勝利。いろいろアルビレックスにとっては意味のある勝利でしたね。
●試合後のスカパーのヒーローインタビューで、小塚選手が「勝利を勝つことができて…」などと言い、国語力に疑問符がついたのは内緒だ。あと、カズの小塚への祝福は、とても痛そうでした。