昨日の東京ヴェルディ戦は、興奮と不安と歓喜とボクらサポーターの気持ちも目まぐるしく変わる、まるでジェットコースターに乗っているかのようなゲームでした。なんかもう3試合分くらいの気持ちのアップダウンを経験したような、まさに手に汗を握るゲーム。前半に3点を先取するも後半に3失点して追いつかれ、最後に途中交代で入ったヤムケンが劇的ゴールを決めて、4-3でベルディを下しました。リーグ戦首位を走っていた横浜FCが連敗したため、勝ち点で並んだアルビレックスが得失点差で首位に躍り出ました。
先発メンバーはこんな感じです。前節から3人が入れ替わりました。新潟日報の先発予想だった至恩とヤンは、ベンチスタートでした。
谷口
三戸 善朗 詠太郎
島田 秋山
堀米 田上 舞行龍 奏哉
小島
試合は前半、アルビペースで進みます。多彩な攻撃で次々にヴェルディのゴールネットを揺らします。まずは27分。右サイドで奏哉のパスを受けた詠太郎が中央のヨシくんへパスを通すと、ヨシくんは右トラップで切り返し、左足で相手DFの股を抜くシュートで先制です。待望の先制点を奪い、興奮するサポーター。
そのわずか3分後に追加点が入ります。ゴメスのパスを受けた詠太郎が左足シュートで2得点目。さらに5分後、CKのシーンでキッカーの島田がショートコーナーを選択。島田→ゴメス→詠太郎と渡ったボールを詠太郎がクロスをあげると、そこに待っていたのはおでこに絆創膏を貼った舞行龍。練習中のケガで何針か縫ったという舞行龍のちょっと痛い今季初ゴールが決まり、3-0です。
わずか10分足らずの間に3得点。ボクらはもうウハウハでした。ヨシくんはヴェルディへの恩返し弾、詠太郎は1得点2アシスト、舞行龍は今季初ゴール。「また7得点いけるんじゃね?」「ついに待望の舞行龍の神ユニかね?」「いやぁ~最高だね!」「もうヴェルディは完全にお得意様だね!」
まぁ、そんなボクらの気のゆるみも影響していたのでしょうか?後半が始まると、ボクらは真っ青になります。後半開始と同時に4選手を交代するという荒治療に出たヴェルディ。最初は「ヴェルディったらもう交代枠を4枚も使っちゃって、ケガ人が出たらどうするんだろうね?」などと余裕をぶっこいていたボクらですが、次々に失点を重ねるゲームにため息と焦りと憤りが渦巻きます。あれ?あれ?まずいんじゃね?おい!しっかり!FWの新井にゴールとアシスト、交代で入ったバイロンに2得点され、あっと言う間に同点に追いつかれちゃいました。
盛り上がるヴェルディサポーター。呆然とするアルビサポーター。両サポーター共に、思わず声が出てしまいましたよね。ボクらは天国から地獄。勢いは完全にヴェルディです。
アルビはヤンと至恩、伊藤を投入し巻き返しを図ります(2失点目くらいでの交代もありました)。そして、このゲームも走り回って奮闘していたFWの谷口に代わって、ヤムケンを投入。そのヤムケンがやってくれました。88分です。3点差を追いつき逆転勝ちをねらうヴェルディイレブンとサポーターを地獄に突き落とす、ビューティフルゴールです。
これぞゴラッソ!島田のパスを受けて中央をスルスルッと上がったヤムケンの左足から放たれた狙いすましたシュートは、ゴールネットの左隅に突き刺さりました。いやぁ~興奮した!歓喜!感動!なんかもうグチャグチャですよ。4分間のアディショナルタイムは、ボクらもう祈るような気持ちで試合終了のホイッスルを待っていました。試合終了です!勝ちました!崩れ落ちるヴェルディイレブン。いやぁ~すばらしい!よくぞ踏ん張った!
MOMはもちろん決勝ゴールでゲームを決めたヤムケンです。前半1ゴール2アシストの詠太郎も、初ゴールで念願の神ユニか?と思われた舞行龍も、さすがにこれは文句なしでしょう。「ホーム強いっすねぇ!」と、前節の涼太郎のコメントをパクってスタートしたヤムケンの嬉しそうな挨拶に、ボクらも大喜び。女房なんて感激で涙ぐんでいましたよ。
試合後には、千葉ちゃん考案(たぶん)のボーリングパフォーマンスでスタジアムを盛り上げたアルビイレブン。チームの雰囲気もいい感じですね。控えの阿部ちゃんのゲーム中の様子なんかを見ていても、ホントにそう思います。
そして何よりも、「首位になろうがけっして気を抜くことなどあり得ない」と感じさせる松橋監督のコメントにも、ボクらは安心させられます。ヤムケンに対して「カッコイイと思います」とコメントする松橋監督、こういうストレートな表現も好きだなぁ…。3失点した反省もしっかりして、これからのゲームも頼みますよ!監督!
あぁ!幸せすぎて、今週の仕事に気合い入りまくりです!