上位対決の横浜FC戦は、高卒2年目の19歳コンビ・小見くんと三戸ちゃんらの躍動で、3-0で勝利しました。「いやぁ~ホーム強いっすねぇ!」ホーム戦8連勝ですよ。選手のコロナ感染が逆に「新しいヒーローの誕生」に繋がり、「アルビの選手層の厚さ」を知らしめることとなりました。
先発メンバーはほぼ新潟日報の予想通りでしたが、左ウィングには至恩ではなく、前節の途中交代で久しぶりにピッチに入り「いい動き」が見れた小見くんが入りました。ピッチに高卒2年目の19歳の同期、小見くんと三戸ちゃんが揃いました。これも初めてのことですよね。その小見くんが2ゴール1アシスト、三戸ちゃんも1ゴール1アシストと、全得点に絡んだ大活躍をするわけですから、またしても「松橋采配大当たり!」ってわけですよ。笑いが止まりません。
谷口
小見 涼太郎 三戸
高 星
堀米 千葉 舞行龍 奏哉
小島
●ゲームはキックオフからわずか30秒で動きました。相手陣内で奪ったボールが涼太郎から小見くんに。小見くんがゴール左サイドから放ったシュートを相手GKが弾くも、右サイドから詰めていた三戸ちゃんが先制ゴールです!あれ?もう1点取っちゃったよ。驚きながらもG裏は狂喜乱舞です。
●さらに5分後、またしてもこのコンビが躍動します。小見くんから星くん、星くんから三戸ちゃん、さらに再び小見くんと流れるように繋がったボールを、今度は小見くんがゴールネットに突き刺しました。開始からわずか6分で2得点。すばらしい!なんかもうボクらは心の中ではウハウハ状態なんですが、「いや待て、油断するな!」「ベルディ戦の3得点後の3失点を忘れるな!」と敢えて口に出して自嘲します。
●なんかもう、前半はまったく危なげないゲームでしたよね。ボク的に嬉しかったのは、星くんの躍動です。島田が不在の中で前節に続いてボランチに起用されたわけですが、前節の町田戦では正直なところ「イマイチな印象」を受けていました。だけど昨日のゲームではすばらしかったですね。攻撃に積極的に絡んでいくシーンが多く、見ていてワクワクしました。
●横浜は前半にはシュート数がゼロだったんじゃないかな?だって横浜の選手がボール持つとアルビの選手は必ず2人でアプローチして、ボールを奪い散るシーンが目立ちましたよね。守備にも献身的に走り回るFW谷口のプレーや、「残念!そこは藤原奏哉だ!」ってシーンもたくさん見れました。
●後半は舞行龍に代わってCBの史哉が登場。史哉は今シーズン初登場でした。「このチャンスを逃すものか!」とばかり、鬼気迫るプレーで横浜の攻撃をはね返し続けました。横浜は前半の途中から積極的に選手交代をし、戦術を変更してきましたね。特に後半からピッチに入ったFWサウロ・ミネイロには、何度か危ない場面を作られました。守護神・小島のファインセーブなど守備陣も踏ん張って、クリーンシートを達成したのも素晴らしかったと思います。
●それにしても、後半早々にアルビに3点目が入ったのは大きかったです。小見くんの素晴らしいプレーでした。相手ゴール前でDFからボールを奪い取ると、キーパーをかわして体勢を崩しながらもゴール!「これでこの試合が決まった」と言っても過言ではないと思います。すばらしい!2得点!1アシスト!応援に来ていたお父さんの前で見せた大活躍!なんて親孝行息子なんだ!
●MOMはもちろん2ゴール1アシストの小見くんです。いやぁ~嬉しそうですなぁ。ボクらも嬉しいよ。「同期の三戸ちゃんにはちょっと水をあけられているかな?」ってボクらも感じていたので、本人はきっともっといろんな思いを感じていたことでしょうね。千葉ちゃんをはじめ多くの先輩たちに活躍を祝福される姿にも、ボクらが心が熱くなりましたよ。達也コーチも喜んでいることでしょう。
●ゲーム後のプラネタスワンの時に「なにやら千葉ちゃんが企てていそうだぞ」って思っていたら、今回は「ボーリングパフォーマンス・バージョン2」でした。小見くんと三戸ちゃん、そして千葉ちゃん自らもボールになってのパフォーマンス。選手の皆さんがいい雰囲気だということも、ボクらにしっかり伝わってきましたよ。
あぁ幸せ。上位直接対決を完勝で制し、アルビは横浜と順位を入れ替え2位に浮上しました。仙台が勝ったので(仙台サポはいろいろやったらしいけど)首位との勝ち点差3は縮まりませんでしたが、「目の前の敵が最大の敵」という松橋イズムで戦いを続ければ、そのうち追いつくでしょう。それにしても、選手にコロナクラスター発生というピンチを見事にチャンスに変えてしまった松橋監督の采配と、そのチャンスをしっかりモノにする選手の皆さんの姿、本当に素晴らしいと思います。この調子で、ガンガンいきましょうぜ!