初めてこのような言葉を生徒さんのお母様から聞きました。
「先生のレッスンを受けるようになってから、〇〇ちゃんが(娘さんの名前)幸せそうな顔でピアノを弾いている。こんな顔でピアノを弾くのは見たことがない」
もう講師人生がこれで終わっても悔いなし、というお言葉。
娘さんは「だって、ピアノ弾くの楽しいんだもん」
夢かと思うような2人の言葉。身に余り過ぎます。
ピアノの弾き方を教われないのでと私の所に通うようになった生徒さんです。
勘の良い生徒さんで、小学校高学年なので直すのに苦労すると思うのですが、指だけで弾いてきたわりには1回のレッスンの間に奏法を直していけます。
習い直してまだ3カ月目なので、新しいことに興味津々なのかもしれません。
同じ人が教えても、相手によって受け取り方は千差万別です。
いつもこんなに幸せなことばかりではありません。むしろこれは滅多にないことです。
相手に気持ちを伝えることと、感情をぶつけることは全く別のことで、生徒さんや親御さんから人としての在り方を学んでいると感じます。
自分の過去を思うと、何をやらかしてきたかとゾッとします。