おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

ラフマニノフコンチェルトNo.3 マスタークラス

2020年06月06日 | 重力奏法
ピアニストのギルトブルクがSNSでマスタークラスをして下さっています。

イスラエル時間の13時からいつも始まります。
日本時間では20時になるのだろうと思いながら、いつもリアルタイムでは見られずにおりました。

ところが今回は、偶然見ることができました。
実際に今話して下さっているのだと思うと、ありがた~い気持ちになりました。

リアルタイムで見ると、「いいね」が画面にフワ~っと飛んでいくようで、私も飛ばしてみました。

英語で話されているのでほぼ理解できてはいないのですが、それでも理解できるところをつなぎ合わせていくとたいへん勉強になります。

ラフマニノフの3番を自分で弾くことはないと思いますが、それでもテクニックのことで自分の理解の仕方は間違えていなかったのだと思う所があると、これで進んで良いのだと踏ん切りがつきます。

ギルトブルクは誠実にたくさんのことをお話されています。
こんなに秘密を教えて大丈夫かと思ったりもしますが、秘密のレシピを公開しても同じ味にならないように、演奏の秘密も教えてもらっても同じにはなりません。

私はピアノ導入期の生徒さんに、ノンレガートで発声法を、細かなアーティキュレーションで基本的な手首、腕、肘、肩、指先の使い方、重さの加減、脱力のタイミングなど徹底してレッスンしていますが、これらが理解でき身に付くと、曲が変わってもどうすべきかわかるようになります。

ギルトブルクの話も、この場合はこのくらいの加減でコントロールしているのだと理解できます。

ロシアでは「一音に3年」と言います。

ピアノを始めて丸2年経った生徒さんの添削レッスンを4月から続けていますが、まだ一人で全てどう弾くか気づかなくとも指摘すると理解できます。

この場合はこのくらいの割合でコントロールするという話までビデオで話すことができます。
それに対して、全てではなくとも結構うまく応えられています。

1~2回のレッスンでグネーシナの教本やドイツのロシアンピアノスクールの教本がそれぞれ2曲ずつ進んでいます。

少なくとも私はピアノを始めて2年でこんなに細かいことは習いませんでしたし、習ったとしてもこんなにできなかったのではと思います。

曲の中で「ここはこう」と習ったとしたら、「この曲はこうなんだ」と思っただけだと思います。
これでは曲が変わったらまた教えてもらわないとわからないになります。

レッスンの仕方が自分自身随分変わりました。
きちんと教えられる方法が存在するのがロシアンメソッドです。

モスクワ生まれのギルトブルクです。

Facebook Watchから: Boris Giltburgさん

Facebook Watch

 




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