おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

気付いたこと

2018年07月05日 | 重力奏法
ロシアンメソッド歴は浅いもののわかったことがあります。

現在、初めてピアノを習う生徒には全員ロシアンメソッドでレッスンをしています。
そしてピアノ経験がある小学3年生以下の生徒もロシアンメソッドに変えられる生徒は変えました。

これまでピアノは弾いているうちに指先は強くなるとか、練習量が増えれば音質が良くなるとか考えてきました。

ただ、圧倒的に電子ピアノで練習する生徒が多いので限界はあります。
せめてピアノの鍵盤を凝視する癖は付けないでもらいたいと木製鍵盤を勧めたり(プラスチックだと触った感触が全て同じで私が弾いても分からなくなります)、それも高価だと断られる場合は音は上から聞こえるのでスピーカーが上に付いたものを選んでほしいとお願いしてきました。

しかし、アップライトピアノの中古が買えるお値段の電子ピアノで練習しても残念ながらピアノは弾けるようになりません。

そのようなことから、出来るところまではやろうと思いつつ、正直なところほぼ期待を失ったレッスンをしておりました。

話をロシアンメソッドに戻します。

指先の支え、深い打鍵は時間がかかるとか、ピアノがないと出来ないと考えて参りました。
しかし、レッスンを始めて3回目の生徒さんたちでも保護者の方の協力でそこそこ出来るとわかりました。

本人任せのご家庭は全く出来ません。
3カ月経っても直らないままできないままで、これまで以上に他の生徒とはっきり差がつくのがわかります。

レッスン室に一緒に入ろうともしない保護者の方もいらっしゃいます。
レッスン後説明はしますが、30分かけてしたことを瞬時に伝えきれるわけがありません。
このようなご家庭は本物を求めているわけではないと理解して接します。

レッスンを始めて1カ月程の生徒で指の支え、深い打鍵がそこそこできている生徒は皆、消しゴム付き鉛筆と百均で探して来たスライムのエクササイズを家でもしています。

遊び感覚で効果抜群!
保護者の方には第1関節の支え方を説明して、できそうなら練習の時に支えて下さいと言ってあります。


どこの文房具屋さんにもある消しゴム付き鉛筆
Seriaで見つけたスライム(程よい硬さとくっつき感)
導入期に欠かせないちょうちょう(手首に付けて音と音の間をブレス&リラックスさせます。小道具セットにあった蝶は負傷し再起不能の為フェルトをギュッと絞って手作り。どの生徒の手首のサイズにも合うようにリボンで巻き付けるように)

こちらは「音楽との初めての出会い」にある写真です。

消しゴム付き鉛筆が右上の写真に。(見えてませんが
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