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グアルジャの飛行機事故

2014年08月13日 | ブラジル雑記
今日午前10時ごろ、サンパウロ州の海岸部、サントス市グアルジャの空軍基地で、大統領選候補者エドゥアルド・カンポス氏を乗せた飛行機が住宅地に墜落しました。

エドゥアルド氏は昨日リオデジャネイロ市でニュース番組に出演。
今日はグアルジャで開催される講演会に出席するため、同じ政党の仲間と専用の小型飛行機でリオのサントスドゥモン空港を出発しました。

飛行機はグアルジャの空軍基地に着陸を試みましたが、うまくいかず、再度着陸をやり直している最中に空中で燃え始めました。
火はすぐに飛行機全体に回り、火の玉となった飛行機は2棟の建物の間に墜落したということです。

航空局の事故調査部門では、飛行機自体の不具合、鳥などを巻きこんだ可能性、悪天候による事故などさまざまな面から事故の原因の調査を始めました。
事故当時、グアルジャ地方は雨が降っていて、天候は悪かったそうです。

飛行機は住宅地に墜落しましたが、幸い住民に負傷者、死亡にいたる被害にあった人はいなかったそうです。
しかし、飛行機に乗っていた人たちは、2人のパイロットを含めて、7人全員がなくなりました。
今回エドゥアルド氏と同じ政党の仲間で、大統領選と同時に行われる州議員選の候補者も含まれているそうで、選挙の行方に影響があるのではと懸念されています。

エドゥアルド・カンポス氏はペルナンブコ州レシフェ生まれ。
49歳と言う若さですが、大統領選に立候補するまで、ブラジル東北海岸部のペルナンブコ州で州知事を務めていました。
父も祖父もペルナンブコの州知事を勤めた、政治家の一族です。
本人はレシフェの大学で経済学を学び、若いうちから父や祖父とともに、政治活動に携わってきたそうです。
5人の子供さんがいるそうで、末っ子ちゃんは今年の1月に生まれたばかり。
お父さんの記憶も残らないでしょうね。
事故の起こった今日は、偶然にも祖父の命日なのだとか。
何か因縁めいたものを感じます。

ジルマ大統領は3日間の国喪を宣言しました。
エドゥアルド氏の事故で、大統領選がどうなるか…
まだ若かったので、今回の当選は???でしたが、それでも、将来的にもブラジルの政治に大きな位置を占める人だったそうです。
不謹慎ですが、ますます目が離せなくなりました。

コメント
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