もうすぐ大統領選

昨夜、娘に電話をした夫、娘に尋ねました。
「あんた、大統領選、誰に投票するの？」
娘、答えていわく、「まだわかんな～い」
夫、「白票はいかんよ、白票は！」と言い聞かせておりました。

残念ながら、日本人である私と夫は、どんなに興味があっても、ブラジルでの選挙権はありません。
娘はブラジル国籍があるから、選挙権があるのよ。
今年は１８歳で選挙は義務ですが、自分の意思で選挙をすることができる１６歳になると、すぐに選挙権を取り選挙に行っておりました。

昨年ブラジリアに移るに際して、選挙人登録もマナウスからブラジリアに変更しました。
ブラジルは選挙は国民の義務で、理由なく選挙に行かないと、パスポートの発行がされない、クレジットが組めないなど、さまざまなペナルティを課されます。
理由があって選挙にいけなかった場合には、あとからその理由を申し立てなければなりません。
現在ブラジルは選挙人登録を指紋で行うという取り組みをしています。
これまでは選挙人カードを持っていて、選挙のたびにそれと身分証明書を提示したのですが、指紋登録をするとそのカードがなくても指紋でピピッと本人かどうかが判別できるというわけ。
アマゾナス州では、州都から離れた場所から順次この方式に変更する取り組みをしています。
マナウスで指紋登録が行われるのは、２０１５年の予定。
ブラジリアは昨年からもうこの取り組みが行われています。
というわけで、慌てて娘は選挙人登録場所を変更したのです。

さて、今回の大統領選、先日候補の一人エドゥアルド　カンポス氏の乗った飛行機が墜落し、氏がなくなったのは記憶に新しいところですが…
この政党が、彼の後にどんな候補者を押してくるのかに注目が集まっていました。
結果として、大統領候補として出てきたのが、エドゥアルド氏の補佐として副大統領候補に挙がっていたマリーナ　シルバ。
彼女は、前回の大統領選でもジルマ大統領の次点だったのよね。
今回も現時点で有権者への世論調査によると、ジルマ現大統領35％に対して、マリーナ候補29％。
決選投票にもつれ込んだら、マリーナ氏の逆転もありうるのでは？という予想も出てきています。

とはいうものの、現在のジルマ大統領の政治的手腕の評価は70％が「平均以上」との評価。
…らしい。
詳しくは、34％が「良い　または　大変良い」、36％が「平均」。
こういうのって、結構操作できるものだしね。
一応信じよう。

マリーナ氏は貧しい家庭に生まれ、自然保護運動家を経て政治の世界に足を踏み入れた人。
貧しい生まれだったというところは、ルーラ元大統領と似ている？
私個人としては、マリーナ氏よりもジルマ大統領派だけど…

どうなりますか。
選挙が楽しみ、楽しみ！

あっ、ペケペケ党の候補者からのご挨拶があるみたいですよ！