アマゾンわんわん日記 2018

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INVASÂO

2015年04月09日 | ブラジル雑記
夫の会社の向かい側で「INVASÂO」(不法占拠)が発生しました。

夫の会社はマナウスの第2工業団地にあります。
第2工業団地は近年開発された新しい工業団地で、夫の職場の周りはまだ緑がたくさん残っています。
というか、会社ができたばかりの頃は、森の中にぽつんと会社があるような状態で、夜なんて怖そうだな~って思っていました。

その向かい側で、不法占拠が始まったのは1ヶ月ほど前。
あっという間に森の木が切り開かれ、森が焼かれ、あれよあれよという間に土地が区画され売り出され(?!)始まったんだそうです。



もちろん、売主の土地じゃないのよ。
勝手に木を切り倒して整地しちゃったら、その人のもの~。

本当はその人の土地じゃないのよ、国の土地。
マナウスの工業団地はSUFRAMA(自由貿易特別区)管轄の土地ですから。

夫の言葉を借りれば「どこからともなく ありのようにわさわさと出てきた人々」が、森の木を切り、森を焼いていきました。



こういう人たちがやってくると、まず心配の種は「強盗」。
夫の会社でも、今までは門の外の駐車場で行っていた従業員の送迎バスの乗降を、門の中でするようにしたそうです。
それから、「ごみ」。
こういうところに集まってくる人たちは、「ごみ」は捨て放題。
収集日も、生ごみも、金属ごみも関係なし。
捨てたいときが捨て時よ!
で、ごみがいっぱいになると、「市の怠慢でごみ収集に来ない!」と文句をつける。
別の不法占拠地域で、住民がごみ問題を騒ぎ立てているニュースをリポートしたキャスターが「でも、ごみを捨てる側も、最低限のマナーを守る義務があると思います」と住民を非難したことがあったわ。
「ごみ」問題に関連して、「水質の悪化」。
ここの近くにはきれいなイガラペーがあって、「水浴場」があります。
そこのオーナーがすでに水質の悪化を感じているとなげいていました。

とにかく、不法占拠されて善いことなんて一つも無い!

現在、退去に向けて交渉中だということですが、こんなところに不法占拠地区ができたら、大変よ。
早い段階で何とか解決してくれることを祈るばかりです。
コメント (2)
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