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趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

6巻既読前提の Harry Potter and the Goblet of Fire (21)

2007-04-04 00:47:38 | ハリポタ4巻
Chapter 27 Padfoot Returns
前回の記事はこちら

この章は,見れば見るほどいろいろな情報が詰まっていて,いつ見てもとても面白い章です。

リータ・スキーターが勝手にでっち上げたハーマイオニーの愛の媚薬疑惑話題が出てきますね。愛の媚薬と言えば,6巻でいろいろ騒動を起こしましたが,中でもナメちゃんが何やらとてもイミシンな発言をしたのが印象的。その時ハリーが使っていた教科書は,元々スネイプ先生の物でしたね。2巻ではロックハート先生がスネイプ先生が作ったと言ったり,この章では,スネイプ先生がやたら出てきたりと,何だかスネイプ先生に縁があるようです。その心は‥,まあ,7巻を待つ事としましょう。(^o^)

さて,お楽しみのスネイプ先生の「fair warning」,今回は,新解釈も交え,久しぶりに,まとめて解説しましょう。スネイプ先生のセリフ全文を引用します。注目の所は下線を引きます。スネイプ先生がムーディ先生のウソを見抜き,ハリーに警告を楽しんでいる様子を,観察しましょう。
So, I give you fair warning①, Potter, pint-sized celebrity or not - if I catch you breaking into office one more time - Boomslang skin②, Gillyweed. Both come from my private stores, and I know who stole them③.

You were out of bed on the night my office was broken into! I know it, Potter! Now, Mad-Eye Moody might have joined your fan club, but I will not tolerate your behavior! One more nighttime stroll into my office, Potter, and you will pay.

Do you know what it is, Potter? It is Veritaserum - a Truth Potion so powerful that three drops would have you spilling your innermost secrets for this entire class to hear.⑤ Now the use of this potion is controlled by very strict Ministry guidelines. But unless you watch your step, you might just find that my hand slips⑥ right over your evening pumpkin juice⑧. And then, Potter ... then we'll find out whether you've been in my office or not.

①fair warningとは「公平な警告」という意味
②ポリジュース薬の材料ですね
③スネイプ先生は,誰が盗んだか知っていると言ってますが,ハリーとは言ってません。
④この文章から,ハリーに呼びかける所を抜かして,下線部だけを読むと,見事ムーディ先生に対する警告になる所に注目!
⑤上に同じ。さらにベリタセラムについての警告です。
⑥これは,25章でハリーが階段にハマった事,そして地図がスネイプ先生の手を「slip」した事を示します。。。
⑦通常素直に訳せば「お前が私のオフィスにいたかどうかわかるだろう」ですが,ハリーに関しては「お前が私のオフィスに入っていようがいまいが,わかるぞ」とも,解釈できますよ。

追記⑧pumpkin juiceってPolyjuice(ポリジュース)に何か似てません?(笑)そこんとこ合わせてこの文を読むと。。。また面白いですね! →「But unless you watch your step, you might just find that my hand slips right over your evening pumpkin juice.」この文章,ムーディ先生に対して,階段にハリーがいるのを見なかったら,私が先にその地図を見てお前の正体を知り,お前のポリジュース薬にベリタセラムを入れてやる所だった,とも解釈できます!

さらに,シリウスの証言,挙動にも注目すべき所が幾つかありました。
まず,クラウチ Jr.。捕まった当時は「19才より上に見えなかった」彼の事"boy"と言ってますが,当時シリウスだってせいぜい21才位でしょ。(笑) このシリウスとクラウチ Jr.との年の差から,Jr.と弟レグルスはお友達だったかも?疑惑がますます高まります。
スネイプ先生がデス・イーターだったとはっきりハリーに教えたのはダンブルドア先生でしたね,確か,シリウスはそれを知らなかったのでしょうか?それとも知らないフリをしていたのか,謎ですね。ただ,カルカロフさんが,スネイプ先生に腕を見せていたとハリーが言った時のシリウスのうろたえぶり,あたかも弟の腕の印を思い出したのかのような痛々しさでした。
シリウスはハリーに外をうろつくなと警告。あれれ?,気付かず通り過ぎる所でした。前年ならともかく,この年ハリーに対して特別な保護協定はありません。あれ~? シリウスは,予言の一部でも知っていたのでしょうか?


Run!Run!Run!