ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

HoME9 IX : The Scouring of the Shire (1)

2007-04-25 23:48:06 | Tolkien・HoME
久しぶりに長い章です。

前の章の続き。まだガンダルフがいます。彼はブランディバックの住人に対し,
<下書き>
「わしはガンダルフじゃ。ここにブランディバック,トゥック,バギンス,ギャムジーがおる。すぐ開けないと,困った事になるぞ。」それを聞いてホビット達が出て来ました。橋の手前のゲートまで開けに来たホビット達は,一行を見ると,とても怖がってます。メリーは知り合いホブ・ヘイワードを見つけ,声をかけます。。。
</下書き>

正式版では彼らだけで来るわけですが,かねてからここがどうも魔法使いみたいな言い方!と思っていたら,元々魔法使いのセリフだったわけですね。(笑)

さてホブ・ヘイワードと旅の仲間達(ここから皆ホビットなのでホビット達って使えない(^^;))の初期の会話
<下書き>
ホブ「申し訳ありません,メリー様,命令だったもので。」
メリー「誰の命令だい?」
ホブ「庄長と庄察隊の頭です。」
フロド「誰が庄長なのかい?」
ホブ「袋小路屋敷のコシモ・サックヴィル様で」
フロド「お~,本当かい。で,誰が庄察隊の頭なのだ?」
ホブ「袋小路屋敷のサックヴィル様で」
フロド「お~,まじかい。 少なくてもバギンスを落としてくれてよかったね。これ以上ナンセンスな事を聞いたら出て行ってもらおう。」
橋の向こうのホビット達はし~んとなりました。ホブは「そのような話され方はよくありません。聞かれてしまいますだ。それにそんな物音を立てたら,大きな人を起こしてしまいます。」
「では奴が驚くように起こしてやろう。もしあんたの愛しい庄長がならず者を荒野から呼び寄せているのなら,我々は今帰ってきてよかったという事じゃな。(If you mean your precious Mayor is employing ruffians out of the wild, then we've not come back too soon.)」
彼は馬から飛び降り,注意書きを破ってホビット達に投げ付けました。
</下書き>

まあ,これがガンダルフが灰色港でのお別れ前の,最後の活躍だったそうです。(そのまま話が進んだら一体どうなったんでしょうね?(笑))このセリフはそのままフロドに譲られたそうです。

初期の草稿のフロドはアグレッシブで,ならず者をばったばったとなぎ倒し(笑),しだ家のビルを脅したのも彼だそうです。

小穴のこまどりは,下書きでは庄察隊の親分だったそうです。

次に,非常~~~に長い下書きがあります。12ページ! HoMEで1番かもですね。正式版とかなり違う,と,いう事ですので,明日から楽しみに読みます♪

Rufus Scrimgeourさんの語源?と赤毛のハリポタ

2007-04-25 02:29:10 | ハリポタ全般・J.K.Rowling
またしても,たまたま例の修道士探偵の作者が書いた別の本から見つけたんですが,どうもこちらに,6巻の魔法大臣,Rufus Scrimgeourさんの語源となったと思われる王様がいるんですね。何でも赤ら顔を意味する名前だそうですが,Scrimgeourさんも赤毛(tawney)です。

実は,この人の最期が何ともイミシンでございます。ある日,狩りに出かけ,牡鹿(stag)を追っていた時,お付のWalter Tyrrelという人が放った1本の矢に当って亡くなったのだそうですよ。Walter Tyrrelが鹿を狙ったのか,王を殺すつもりでいたのかは謎だそうです。でも,追っていたのが牡鹿(stag)だったという所は何とも。。。です。

ところで,話変わりますが,ウィーズリー一家を別にしても,ハリポタの登場人物は「赤毛」が多いです。ハリーのお母さんリリー,マンダンガス・フレッチャー(ginger),Rufus Scrimgeour(tawney),ダンブルドア先生。。。少なくてもこの人達は赤毛なんですよね。


6巻既読前提の Harry Potter and the Order of the Phoenix (7)

2007-04-25 02:20:45 | ハリポタ5巻
*** またOOP映画予告編ネタバレあります ***

Chapter 10: Luna Lovegood
前回の記事はこちらこちらこちら

シリウスの行為はとても目立つので,確かに無謀ですが,ルーピン先生やムーディ「先生」がキングス・クロスにいては,やはり結構目立つのでは?(笑) いや~確かに彼らはお尋ね者ではありませんが,ハリーやウィーズリー一家にくっついていては,デス・イーターの側からすれば,明らかに,「よからぬ事を考えている」ですよね! デス・イーターの子供達もそこにいるんですから,すぐレポートされちゃうぞ。ムーディ「先生」,何?変装してるの? つけられてないって,先生!目立つよ!その目!その足!(爆)

ところで,「Constant vigilance!」とは言ってくれないんですねぇ。。

ルナとハーマイオニーの最初の会話,ハーマイオニー大失敗。(笑) あ~~,もしかするとそれで彼女は後で「クールな」償いを考えたんでしょうかね。それにしても,ルナは,重要登場人物の扱いとなっていて,この巻の後半で,ハリーと同じ声を聞いたり,ハリーがみょーなリラックス感を感じたり,と,幾つかイミシンな「現象」が見られますが,ハリー,ロン,どちらの彼女になるでもなし,一体どういう意味での重要キャラなのか,とても興味津々です。

以前読んだ時は確信を持っていませんでしたが,ドラコ君,シリウスの正体,ちゃんと見てますね!

パドマ,級長になったんですね。OOP映画に出ているようですので,映画でも級長なのかどうか,チェックしてみましょう♪

ところで,この章とは関係ないのですが,またまた新解釈が出て参りました。例のあの名前。(笑)
今朝,フランス語を勉強していて(私は超初心者なので突っ込まないように(爆))deには,Je suis de Tokyo.(= I am from Tokyo.)のような使い方がある事を知りました。つまり,fromの意味があるんですね。

vol de mort = flight from death

じゃんっ;

deって前置詞は曲者で,さらに辞書を見ると,「~からの」と言える一方「~への」とも言えると書いてありました。だから「死からの飛行」とも言えるし「死への飛行」とも言えるんですよ。

重ね重ね,よく考えられた名前だっ;


HoME9 VIII : Homeward Bound

2007-04-25 01:28:01 | Tolkien・HoME
Homeward Boundというと,Simon & Garfuncleの歌が頭の後ろでぐるぐる回ります。(古いっ!!(爆))

ちなみに,初期のタイトルは「Homecoming」だったそうです。そして,その初期の原稿にはエピローグまで付いているそうですが,それはまた後のお楽しみという事で。。。

<下書き>
彼らは家に向かいます。急ぐ必要はありませんでした。仲間達がいないのは寂しいけれど,まだガンダルフが一緒でした。しかし,フロドは,ブルイネンの川原で馬に乗りたくないと思い,風見が丘までの道で具合が悪くなりました。彼は「急ごう」と言います。そしてガンダルフに,治らない傷ってあるんですか?と尋ねます。驚くガンダルフに,彼は自分の傷がそのようです,と,告げます。
</下書き>

バタバーさん(当時まだバルナバスさん)は,強盗と勘違いする事もなく暖かく迎えてくれますが,談笑する人は少ないようです。でトロッターの一派がいなくなって。。と話し出します。タバコ不足の話はまだ出てないようですね。

ガンダルフは彼に,Dead Men's Dikeに生きた人が住むようになり,王様が帰ってくるだろうと伝えます。

<下書き>
彼らはブリーを出た後,「バタバーさん何を言いたいだろう?」と言うフロドに対し,「鏡で木を切り倒しているのを見ましただ。」と憂鬱なサム,ピピンは「根底にCosimoがありそうだね。」ガンダルフ「深いが底ではない。」
</下書き>

しかしここでトールキンさん,ガンダルフに「魔法使いが出る幕じゃなかろう。小物の気違いを大槌を持って追いかけたら,核を壊してしまうがの。いずれにせよ,わしの時代は終わった。後で会おう。」と言わせ,一旦,ブリーに留める案を考えますが,

<下書き>
彼らはトム・ボンバディルと別れた地点を通過。彼がいるかと期待しましたが気配はなく,フロドは,会いたかったなあ,と言いますが,ガンダルフは,「後でまた会える,今は先を急ぐのじゃ,でないとゲートが閉ってしまうぞ。」メリーは「ゲートなどありませんよ。少なくても街道には。」しかしガンダルフ「『なかった』という事じゃ。行けばわかるでの。」
そして確かに,ブランディワイン橋の両端にゲートがありました。
</下書き>

あららら,そういう展開になりましたか。。何故ガンダルフはゲートの存在を知っていたの?ですが。。

Run!Run!Run!