首里城は琉球王朝の王城で、沖縄県内最大規模の城(沖縄ではグスクという)でした。
「守礼門」です。首里城というよりも沖縄の象徴となっていますね(二千円紙幣のデザインにも採用されています)。
昭和33年に復元されたそうです。
門の掲げられている扁額には『守礼之邦』と書かれています。、これは『礼節を重んじる国である』の意味であるそうです。
「園比屋武御獄石門(そのひゃんうたきいしもん)」です。太平洋戦争で破壊されたが、昭和32年に復元されました。石門ですが木造風の建築物です。
この門は祈願所であり、国王が行幸の際安全をこの石門前で祈願したそうです。
ただ、本殿にあたる建物はなく、奥にある森がそれにあたるとされています。
世界遺産に指定されているのは近年再建された建物ではなく、この門および石垣などの遺構部分だそうです。
正門にあたる歓会門(かんかいもん)です。
両脇にはシーサが鎮座しています。
その後、「瑞泉門(ずいせんもん)」、「漏刻門(ろうこくもん)」さらに、
「広福門(こうふくもん)」といくつもの門を通過していきます。
坂道を登って行かなければならず一汗かきます。
最後の門、「奉神門(ほうしんもん)」です。3つある入口のうち、中央は国王用です。
ここを通り抜けると、
「正殿」が見えます。
前の広場を囲んで「南殿」、
「北殿」が配置されています。
これは、紫禁城を模して作られたと言われています。
建物からのぞく庭の植物も、南国風です。
「久慶門(きゅうけいもん)」です。現在、城郭内見学順路の出口になっています。
「歓会門」が正門であったのに対し、「久慶門」は主に女性が使用していた通用門だそうです。
首里城は王宮でしたが、かなり立派な石垣に囲まれています。
沖縄の石垣は緩やかなカーブで形成されています。角があるとその部分から風雨にさらされ、もろくなるからです。
現在公開されているのは約半分で、まだまだ発掘調査が続いているそうです。
今回の〆はソフトクリームではなく「さんぴん茶」(ジャスミンティー)です。