橋本屋吉次郎電子日誌

YAMAHA SR400・マツダ デミオ・ツーリング・城廻りについて・その他

雨中565km

2014-09-07 | ツーリング

小峰白河城を見学中から雨が降り出し、だんだん強くなってきました。


福島県上空の雨雲はこんな状態です。
それどころか、天気予報では関東も甲信越も東海も「雨ところにより雷雨」なんて予報です。
ここから自宅まで565kmをどうしたものか・・・・
と言っても帰らないわけにもいきませんから答えは決まっています。

カッパ上下、ブーツカバーをしっかり着用し、バイクに跨がります。
なお、手袋はごわごわするのが嫌なのでメッシュグラブをぬれるままに使います。

帰路は、
東北自動車道→北関東道→関越道→上信越道→ 長野道→中央道→名神道→名古屋高速→東名阪道
と、東京になるべく近づかないルートを選びました。
全行程のうち、雨が降ってなかったのは10%ぐらい、30%は小雨、40%は本降り、10%は豆をぶつけられているような大雨で、
結局、自宅に帰るまでカッパは脱げませんでした。
幸いだったのは風はさほど強くなく、雷も近くでは鳴っていなかったことぐらいです。

スピードを抑え、車の流れに合わせて走る、1時間走行したら必ず休憩を入れる、この二点に心がけてきたので、怖い思いもせず無事帰ってこられました。
特に休憩は自分では気づいていなくても疲れていることがあるのと、尿意を感じても雨天の際はすぐにトイレに駆け込めないので、こまめにとって正解だったと思います。

そんな中、感じたこと。

1.カッパは正しく着ましょう。
気がついたら上衣の中が濡れていました。それも、袖の部分です。
いい加減に着用したので、メッシュジャケットの袖がカッパの袖口から出ており、そこから浸みたようです。
 

初心者の頃、はじめてブーツカバーを履いたときのこと、カッパのズボンの裾を中に入れてしまいました。
このため、雨がどんどんブーツカバー内に入り込んでしまいました。
 

カッパは正しく着用しましょう。

2.それでも300kmが限界?
休憩のたびにカッパの上衣は脱いでバイクにかけておきました。
それに対し、スボン部分は履いたままで休憩していました。
このため、水が染みこんで来ることもないと思っていたのですが・・・・
300kmを超えたあたりから、股のところがチビッたようになってしまいました。
バイク乗りの方ならわかっていただけると思いますが、縫い目部分から浸水したのです。300kmぐらいがカッパの限界なのでしょうか。
橋吉のカッパは、透湿素材の最安値のもので2りんかんで購入しました。
まあ、中級といったところでしょうか。
もっと、高級品だと浸みてきたりはしないのでしょうか。
教えていただきたいです。

3.食事をとる場所がない
「かまめし♪かまめし♪」と歌いながら、上信越道横川SAを目指しました。

先ほど述べたようにカッパの上衣は脱ぎますが、下は脱ぎません。
そうなると、濡れたカッパのままでは座って食べる場所がないのです。
何とかならんものでしょうか。

悩んで結果、外の売店でホットドッグを買って、自販機コーナーの陰で食べました。
ただ、このホットドッグ、すごく美味しかったです。
捨てる神あれば拾う神あり?
 

長野道の梓川SAには屋外に出されたテントの中にテーブルと椅子が置かれていました。
吹き降りでしたので濡れていて誰も使っていませんでしたが、逆に私は遠慮なく使ってコーヒータイムを取ることができました。

4.やっぱり・・・
私は他人にバイクを勧めたりはしません。

たとえば、高い山に登ったとします。
すばらしい景色を見て感動するのは誰しも共通でしょう。
しかし、そのためには長い時間辛い思いをして登り下りをしなければいけません。
加えて、暑い、寒い、美味しくない食事、汗臭い、でもシャワーも浴びられない、ごつごつした狭いところで寝なければならない・・・こうしたことに耐えなければいけません。天候が悪化すればさらに辛い思いをします。
ですから、山登りをする人間はひとにぎりになってしまうのです。

「登山とツーリングは似ている」
これが、私の持論です。
バイクで風を切れば気持ちよいです。
これは誰でも共感できるとおもいます。
しかし、それは数々の条件がそろったごく限られた瞬間だけで、
大部分は暑い、寒い、汚れる、いろいろ(排気ガス・ヘルメットの中・汗)臭い、服装が限られるなどなど辛い思いをすることの方が多いかと思います。
常識的な人間ならば・・・
ただ世の中には私を含めて一握りの常識が通用しない人間がいるだけで、その人たちが常識ある人たちにバイクを勧めても理解してもらえないのです。

雨の中、6時間以上もずぶ濡れになり、バイクに乗るなんて、耐えられないことでありもう二度としないと思うのがふつうだと思うのです。

でも、私は雨の中を「あ~ぁ、楽しいなぁ」と思い、今は「次はどこへ行こうか」目論んでいます。
やっぱり、バ○なんですね。

コメント (15)
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