宇陀松山城から、国道369号線を通って多気北畠氏城館に向かいました。
紀伊半島の3桁国道ということで、酷道も覚悟していましたが、あにはからんや、気持ちの良い快走路でした。
途中、道の駅「伊勢本街道 御杖」で昼食。
いただいたのは、卵かけご飯
御杖村は卵かけご飯が有名と聞いたことがあるような気がしたので選びましたが、どうも記憶違いのようでした。
まあ、ふつうにおいしかったですけど。
ほどなく、美杉に到着
まずは予習を兼ねて、美杉ふるさと資料館へ
日曜日なのに駐車場はガラガラです。
美杉ふるさと資料館
所在地: 津市美杉町上多気1010
開館時間: 9:00~17:00(入館は16:00まで)
休館日: 毎週月曜日(ただし、祝・休日の場合は翌日)、12/28~1/4
入館料: 無料
城跡に関する展示物の見学と城跡のパンフをもらいました。
北畠城館の復元模型
なお、隣には映画WOOD JOB!の撮影で使われた小学校が隣に有りました。
WOOD JOB!は地味ながら良い作品でした。
折良く、JAが日曜定休だったので、失礼してとめさせていただきました。
すぐとなりにある北畠神社
現地案内板
初期の山城では、普段の生活は麓にある居館でおこない、いざ有事の際には頂上につくられた詰城に立てこもる構造が多く、ここもそのタイプのようです。
居館の跡は北畠神社となり、詰城のさらに奥にはは霧山城が設けられていました。
橋を渡って境内に入ると、
左右に道が分かれており、左は霧山城登山口、右は北畠神社の参道となっています。
まずは、北畠神社に向かうことにしました。
手水舎
社務所
ここで、続日本100名城のスタンプを押すことができます。
せっかくですから参拝。
主祭神は、初代伊勢国司として南朝奉護に尽くした北畠顕能です。
なにげない中庭に見えますが、
北畠氏居館の入口部分であり、中世館跡では日本最古の石垣だそうです。
角度を変えてみてみましょう。
北畠顕能がよまれた歌
北畠顕家像
北畠顕家は、建武政権で叛した足利尊氏を、新田義貞や楠木正成らと協力してこれを京で破り、九州に追いやりました。
やがて任地に戻るも、尊氏が再挙して南北朝が分立するに及び、再びこれを討とうとして西上し、鎌倉を陥落させ、上洛しようと進撃しましたが、遂に和泉国堺浦・石津に追い詰められ、奮戦の末に討ち取られて戦死しました。
公家出身で容姿端麗といわれていますが、後世に脚色されている部分も多いとか・・・でも、映画の題材になりそうな
なんと当時の庭園が現存し、日本三大武将庭園のひとつとされているそうです。
さほど庭に興味はありませんが、せっかくですから、社務所に300円払って見学させていただきました。
いかがでしょうか。