SR400はなんと1978年発表という恐ろしく古いモデルです。
26psしかないパワーは250ccに負けます。
単気筒だがら振動は激しく、カウルもないから高速道路は苦手です。
タイヤはまさかのチューブタイヤで収容力はゼロですので、機能的にも優れているところはありません。
それでも、なぜSR を選んだのか・・・
それは、かっこいいからです。美しいからです。
はじめてSRと出会ったのは32年前です。
小気味よい音を立てて信号待ちをしているバイクを見かけました。
「SRだ!アレ、振動でナンバーが割れるらしいよ。」
と、一緒にいた先輩が言ったことをなぜか鮮烈に覚えています。
他の記憶が年々曖昧になっているのに不思議です。
当時の私は原付ライダーでしたが学生の身分でクルマを所有できなかったまでのこと
いずれバイクは乗らなくなる、ましてや普通自動二輪免許(当時は自動二輪中型限定)なんて取得するつもりもありませんでした。
ですから、特にバイクに興味はなかったのですがSRのことは良くおぼえています。
その後心変わりし普通自動二輪免許をとりますが、当時興味があったのは林道を走れるオフロード車であり、SRは対象外でした。
さらに十年ほどたち、めったにダートを走らなくなりましたので、通勤・買い物・ツーリングとマルチに使えるビッグスクーターに宗旨替えしました。
このときもSRは対象外でしたが、不思議と気にはなる存在で、フロントブレーキがドラムになったり、再びディスクになったり、ステップ位置が変わったりという変遷を見てきました。
数年前から、SR病を発症するようになりました。
年に一度、十日ほどSRがほしくてたまんなくなります。
ネットでSR関連の記事をさがし、パソコンの壁紙をSRにしたりしていました。
こんなとき、SRのネガティブなところを探し、この衝動を抑えていました。
「チューブタイヤだから、パンクしたとき面倒」
「遅く・振動も大きいので、長距離の高速走行は辛いぞ」
「突然の雨に対してカッパを入れておくスペースもない」
「といって、トップボックスは似合わない」などなど
考えてみれば、ビグスクを選んだ時点で機能を重視していたのでしょうね。
しかし、バイクなんてそう機能的なものではありません。
積載量・快適性・耐候性・疲れにくさ・服装の自由度どれをとっても軽自動車のほうが勝ります。
ですから、
「機能性なんかもうどうでもいい!俺は好きなバイクに乗るんだ!」
と、とうとうキレてしまった次第です。
私が乗ってきたバイクの中で、一番が強いのがSERROWです。
非力で高速道路は辛抱の二字でしたが、妙に楽しい相棒でした。
その後乗り換えたDJEBEL250と比較すると、ほぼすべてのスペックでSERROWは負けていましたが、バイクのおもしろさは逆でした。
SERROWと同じヤマハの長寿モデルであるSRにも共通したものがあるのではないでしょうか。
新しいクセのある彼女と出かける日を楽しみにしています。
それが一番!!
今までの彼女は何でもそつなくこなす優等生。それも2人いましたから(笑。
さて、これからどうなることでしょうか。
とても共感できます。
カッコいいです!
それでいいんじゃないでしょうか。
今回の彼女は一生付き合えると思います。
その通りですね、素晴らしいです!究極の選択理由でそれを言われるとぐーの音も出ないと、言う奴です!余談を挟む隙も有りません!
どうしても他のモデル、とりわけ新モデルが気になったりします。が、SR400ならばそれも少ないと思うのですが、はたして・・・
四輪は家族のことや積載力のことを考えると、妥協をせざるを得ないのですが、二輪は好きにさせてもらいます。長く乗りたいと思っています。
バイクなんて生活をするのにどうしても必要なものではありませんから、所詮こんな理由は手前勝手なものなんですけどねぇ。
SevenFiftyです。
晩秋、落ち葉が多い道路や公園の駐車場で、キャプトンタイプマフラーに換装したSRをキックスタートさせると、落ち葉がパッと地面から飛び散ります。
まだ早朝、落ち葉が残っている道路や駐車場でお試しください。
SRですかぁ・・
少年のころモーターショーでシマR&D ロード・ボンバーってのがありました
それが出てきたんですよねー
楽しみですね
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