続日本100名城は2017年4月の発表されましたが、その数年前から日本城郭協会では、対象となる城郭をアンケート調査していました。
この時に真っ先に思い浮かんだのが苗木城でした。
苗木城は8年前に一度訪れています。
その時の記事はこちら、→苗木城(2010-11-23)
まずは苗木遠山資料館に寄ることにします。
しかし、前回とは大違い、大勢の人が集まっており、出店も出ていたほどでした。
駐車するスペースも見当たりませんでしたが、そこはスリムなSRですから・・・
苗木遠山史料館
岐阜県中津川市苗木2897番地の2
http://www.city.nakatsugawa.gifu.jp/museum/toyama/
開館時間: 9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日: 月曜(月祝の場合は翌日),12/27~1/5
入館料金: 一般320円(JAF等割引あり)
続日本100名城のスタンプは受付で押すことができます。
史料館に展示された復元模型
岩山につくられた巨大な砦であったことがわかります。
史料館脇から城跡に向かって山登りです。
苗木城見学は山登りまでは行かなくともハイキング程度の用意、底の厚い靴・両手が使えるかばん・飲み物・タオル、はして置くべきです。
第一駐車場を越えると、
風呂屋門が見えてきました。
ここからが苗木城跡のはじまりです。
足軽長屋跡
ここから迫力ある本丸の姿を眺めることができます。
かつてはこのような建築物があったのです。(現地案内板より)
三の丸入口の風吹(かざふき)門です。
大矢倉
北門跡
雨水を貯めており馬の飲み水に使用されたそうです。
天守のある本丸に向かいます。
駈(かかり)門
大門跡。ここから、いくつもの門を通らなければなりません。
御朱印倉跡
綿蔵門跡
一段下にある二ノ丸で、お弁当を広げているのでしょうか。
ここには領主遠山家の住居や家臣の集まる部屋があったそうです。
坂下門跡
三の丸の大矢倉跡を見下ろします。
菱櫓門跡
的場跡
千井戸、けっして枯れることなく千人の用を足すのでこの名が付いたそうです。
本丸口門
具足蔵跡
武器蔵跡
玄関口門
本丸玄関です。これを登るといよいよ
天守跡です。
現在は展望台になっていますが、なんと柱の穴跡にあわせて作られています。
天守跡からの景色です。
馬洗岩
かつて敵に水脈を切られたとき、馬をこの上に乗せ、米を使って洗うふりをし、水が豊富であるかのように敵の目を欺いたそうです。
三之丸の的場跡
苗木城跡には巨大な石が豊富にあります。
右の人物と比べてみて下さい。
この天然石と石垣を上手く組み合わせてつくられており、現存建築物はなくても見応えがあります。
不明門跡
この門に通じる道はいまだ発見されていないそうです。
遠山家の守り神である八大龍王
この上に何と巨大なスズメバチの巣がありました。
天守を取り囲むように作られてる帯曲輪
仕切り門跡
初めて、ここを訪れたときは「こんなすばらしい城跡がどうしてあまり知られていないのだろう?」と思いましたが、あっという間に知れ渡ったようです。
続100名城では無く、初めから入っていても良かったのではないかと思います。
こんな城がまだまだあると思うとこれからの記事が楽しみです。
日本100名城は北海道から沖縄まで各都道府県にあります。しかし、この近辺には集中しており、愛知県に犬山城, 名古屋城,岡崎城, 長篠城があり、岐阜県に岐阜城,岩村城があるので、他地区とのバランスを考えるとこのくらいにしておきたいという大人の事情があったのではないでしょうか。
資料館前のパネルで済ませましたが、ヤハリ登っておくべきだったかな~汗
私が行った時も山歩きのオネエサマ方で大賑わいでした♪
岩村城に負けないぐらい人気がある山城です。岩村城が陰ならば、苗木城は陽といった印象があります。
山城は甘くないですね 私特に最近・・
備中松山城でも言葉数が少なくなります
滋養豊富な麦芽飲料が支えです
備中松山城はけっこうきつかった記憶があります。苗木城の方が少し楽だと思います。いずれにしろ虫や蛇がいなくて、草も枯れている今が山城はお薦めです。