松江城は、内堀だけでなく外堀もほとんど綺麗に残されています。
堀が当時のまま現存する城下町は全国でも珍しく、この堀を小舟でめぐる「堀川めぐり」がおこなわれています。
足が疲れてきたこともあり、乗ってみることにしました。
松江堀川ふれあい広場を出発、約3.7Kmの船旅です。
このとき松江の空は真っ暗で夕立寸前でした。遠くで雷も鳴っていました。
ただ、船には屋根も付いているので、不安はありません。
三の丸跡です。
現在は島根県庁が置かれています。
天守閣が見えるとなぜかうれしくなりますね。
木製の北惣門橋
低い視線からの城見学は新鮮です。
また、鳥や亀などの動物もけっこう見られました。
発着場は計三か所あり、1,200円(大人)でどこからでも、また、その日であれば何回でも乗り降りできます。
堀川ふれあい広場にもどってきました。
約1時間の間に夕立雲もすっかり影を潜めてくれました。
その分、誘惑を振りきりのが・・・・つらい・・・松江堀川地ビール館
バイクですから、ここはガマン、ガマン
塩見縄手
城下町では、縄のようにひとすじにのびた道路のことを縄手といいます。
松江は武士と町人の住む場所を分けて町がつくられており、この塩見縄手には、二百石から六百石程度の中級武士の家中屋敷がならんでいました。
松江城は、二十数年前に来たことがあります。
当時の私は城に関しても、歴史に関しても全くの素人でした(もともと理系ですし・・・)。
しかしながら、この一帯は鮮烈に印象に残っており、松江という土地のイメージを高めております。
その中にある、小泉八雲記念館
隣接する小泉八雲旧居
さほど広くない日本庭園、これとは別に
北側にもこぢんまりとした庭があり、八雲はここを眺めて過ごすのが好きだったそうです。
数軒離れたところにある武家屋敷
六百石程度の中級藩士が住んでいました。
内にあがることはできず、外側から覗いて見学します。
塩見縄手の北側は少し高くなっており、ここから城を眺めてみました。
城の東へ移動しました。
武家屋敷といってもこちらは家老格です。
もっとも、昨年作られたばかりの松江歴史館です。
もちろん、展示物は一見の価値がありますが、休憩所としても利用できる施設でした。
松江城天守閣,小泉八雲旧居・記念館,武家屋敷は共通入場券で入れて1,160円(大人)でした。
さらに、この入場券で松江歴史館,堀川めぐりも団体料金にしてもらえました。
私には珍しく、この日は温泉宿に宿泊しました。
といっても、城から1kmしか離れていない、松江しんじ湖温泉
しかも、二食付きで7,100円ですけどね。
まあいろいろありましたが、この価格ならばということで納得はできました。
ですから、ホテルに関しては特筆することはありません。
私は常々、暮らすならば地方の県庁所在地クラスの都市が良いかと思っています。
そこそこ便利で、人混みが嫌になれば、山へも海にもすぐに出かけられるような。
たとえば、松山なんか理想的ですね。
海も山もあって、城があって、市内に温泉もあって、それらと繁華街を市電で移動できる。
松江もそれに近いですね。
あとは、市電でしょうか・・・
同様の思いの方は結構いるようで、松江ではライトレール導入の計画があるそうです。
皇居のお堀もやってくれればいいのにな。
松江城も2回行きましたが、いずれも学生時代なので、こうして橋吉先生の写真の数々を拝見していくだけで想い出と共に楽しめます。 が、遠い昔のことなので、ぼんやりと天守閣や小泉八雲邸周辺の景色しか思い出せず、写真が新鮮です。
松江は、移り住んでもよいと思うくらい魅力的な印象でした。
良いですねぇ~、島根県は母の里で本当に小さい頃、おそらく3歳くらいの時に行っただけですのでほとんど記憶に無いのです、母の実家はその昔、名字帯刀を許された造り酒屋の分家だったそうで、家の鴨居に槍が掛けられていたのですが、祖父が「それは、わしの手作りじゃあ」と言って笑っていた事だけが記憶に有ります!私の移住第一希望は、岡山市か倉敷市です!日本海側はやはり雪がねぇ~
船ってイイでね。乗っていると楽しくなっています。わたしだけでなくバイク乗りのみなさんも、きっと乗り物が好きだから楽しめると思いますよ。高岡城や富山城でも見かけましたし、船頭さんの話では柳川城にもあるそうです。皇居で実施すればかなり需要もありそうに思いますが、警備上の問題もありそうですね。
松江は良いところですね。落ち着きます。ただ、タケさんがおっしゃるように雪がねえ・・・
そうでしたか、そんな名家の血筋をひいてらっしゃったのですか。そういえばどことなくそこはかに・・・・いや、微塵の感じさせないのはさすがです。剣の達人だが老いぼれ老人にしか見えないような・・・?
おっしゃるように松江の冬は寒いですし雪もけっこう降りますね。夏も暑いし・・・。私の移住候補は松山市、静岡市といったところでしょうか。
この暑さなのでビール館の誘惑はさぞ・・・と思います。
皆さんおっしゃるように住むのは地方のそこそこの都市がいいですね。ただ寒いのは×、暑いのも×、あれもこれもと欲張ると難しい。(実際には引っ越しなどできないのですが)
SevenFiftyです。
バイクを降りて小舟で堀川を巡るのは良いです。
時間に追われてバタバタより、のんびりですが旅行を楽しんだ気分になります。
小泉八雲、なんだか久々に本を読みたくなります。
>私は常々、暮らすならば地方の県庁所在地クラスも都市が良いかと思っています
これは実現しそうですか。
旅先で地ビールをよく見かけます、がしかしバイクや車となると御法度です。誠に残念です。
仕事やらいろいろのしがらみがあって結局は引っ越しはできませんね。
おっしゃるとおり、船はゆったりしていますし、視線が変わっておもしろいですね。また、川面は涼しいです。
小泉八雲について興味は出てきましたが、私はどうも階段が苦手でして・・・
夏蒸し暑く、冬は冷たい風が強くふき、交通の便も悪い・・・なんて文句を言いながら、今住んでいるところから離れられそうにありません。
のんびり見て歩くなんて事が少なくて...。
いいですね、自分の好きなもののために時間をとって
ゆっくりと...
道の駅巡りがひと段落ついたら私もどこかに
出かけてみます^^
いやいや、私も全国の一之宮巡りと百名城巡りというテーマをもっていますが、ついついノルマを気にしてしまいます。ところが神社も城もだんだん細かいところも興味を持つようになり見学時間が長くなってきましたので、ゴールはいったいいつになるのかわかりません。