久々にSRのオイル交換を行いました。
今回は、オイルフィルターも交換です。
SRのオイルフィルターカバーは3本のヘックスボルトが止めてあります。
これとは別に、上部にブリーダボルトなるものがあり、これを緩める必要があります。
このブリーダボルト、何のためにあるのか・・・・・・・・・調べてみましたが、わかりません。
SRはドライサンプ式でエンジンオイルはフレーム内を含めて循環しています。
このため、油圧がかかっており、ブリーダボルトを緩めることにより、オイルフィルターケース内の油圧を下げるとともに油面も下げ、フィルター交換時に漏れるオイル量を減少させる役割があると私は推察しましたが、間違っていたら教えて下さい。
オイル交換を終え、フィルターも交換し、フィルターカバーのボルトを締め付けました。
最後に、ブリーダボルトを締めたところ・・・・・・・
締まりません。
いつまでたっても抵抗なく、くるくる回ってしまうじゃないですか。
ブリーダボルトを取り外してみてみると、ねじ山に金属粉がついています。
「あ~ぁ。ねじ山を切っちゃった。」
しかたがないので、ブリーダボルトを緩く取り付け、エンジンをかけてみましたが、
オイルが漏れてきて、乗ることができません。
ネットで調べてみると、けっこうたくさんヒットしました。
それによると、SRのオイルフィルターカバーはアルミニウム製であるのに対し、ブリーダボルトはステンレス製であり強度が高いため、締めすぎるとねじ山を破損することがあるようです。
その際破損するのは、ボルトではなく、雌ネジであるオイルフィルター側だそうです。
再度、自分のバイクを見てみると、案の定、ねじ山が破損したのはボルトではなく、オイルフィルターカバー側でした。
というわけで、オイルフィルターカバーを新しいものに取り替えることにしました。
念のために、ブリーダボルトも交換することにします。
オイルフィルターカバーが1.723円、ブリーダボルト102円でした。
SRは振動でボルトが緩むことが多いため、購入してからトルクレンチで締めていました。今回もトルクレンチでしっかり管理していたのになめてしまったことが不思議でした。
しかし、オイルフィルターカバーとブリーダボルトを交換した際、その理由がわかったような気がします。
オイルフィルターカバーの3つの取り付けボルト締め付けトルクは10Nmに対して、ブリーダボルトは5Nmです。
今回オイルフィルターを取り付ける際、10Nmで取り付けボルトを締めましたが、そのままの設定でブリーダボルトを締めかかりました。
すぐに気がつき、大事には到りませんでしたが、おそらく前回交換した際にも同様の間違いを行ったのだろうと思います。
交換も終了し、来年も調子よく走れそうです。
ネジとホールの強度をそろえると、固着とか・・・ヤハリ不味いのかなぁ???
SevenFiftyです。
>SRのオイルフィルターカバーはアルミニウム製であるのに対し
まさかのアルミ製とは初めて知りました。
社外品で鉄製とかないのでしょうか。
なるほど、たしかに固着の恐れがありますね。とくにアルミニウムの固着はたいへんみたいですね。
ざっとみたところ社外品もアルミ製しか見つかりませんでした。今回、社外品への交換も検討しましたが、放熱フィンをつけたものばかりで純正品の方が私好みのデザインでした。