いつのころからでしょうか、B級ご当地グルメがブームになりました。
これが地域振興と重なって、自治体や商工会議所など組織的に活動しているところも多いようです。
ひとえにB級ご当地グルメといってもいくつかのタイプがあると思います。
まず、昔からある郷土料理が紹介されるタイプ
つぎに、その地域のある有名店のレシピを広めていったタイプ
さらに、まったく新しい料理を研究開発したタイプ
などです。
豊橋カレーうどんは最後のタイプで、地域おこしのために豊橋市の麺類組合が商工会議所の協力の元、開発され、2010年に発売開始されました。
なかなか機会がありませんでしたが、このたびようやく体験することができました。
現在、市内の52の麺類店・カレー店で提供されています。
ウェブ検索しても良いですが、このようなのぼりを探せば簡単に店を見つけることができます。
今回訪れたのは
清水庵
所在地: 愛知県豊橋市大清水町字娵田9-1
営業時間: 11:00~15:00 17:00~20:30
定休日: 月曜(祝日の場合は翌日)
豊橋カレーうどん 850円(税込み)
ウズラの玉子が目を引きます。
玉ネギや豚肉、油揚げなど具が形を崩さずたくさん入っています。
さっそくいただきます。
なお、豊橋カレーうどんを食すときは、あまり深く箸を入れてかき混ぜてはいけません。
理由は後ほど・・・
だしのきいたカレーですが、しっかりスパイスも感じられます。
実は、愛知県はカレーうどんのレベルが高いのです。
ただ、きしめんや味噌煮込みがあるのでわざわざ他県からの訪問者がカレーうどんを食すこともなければ、愛知県民が旅行先のカレーうどんを試すこともないので、このことは知られていません。
玉ネギはシャキシャキ感が残っており新鮮な感覚です。
豚肉も噛むごとにうまみがしみ出るようで、素材の味を大事にしているようです。
太めのもちもちとした麺は歯触り良く、このカレースープと良く合います。
さて、麺を食べ終わってからが、豊橋カレーうどんの最大の特徴です。
どんぶりの底にはドーム状にご飯が押し込まれ、そのまわりを「とろろ」が覆っているのです。そこで、これを崩し始めるのです。
そうすることにより、「カレーおじや」に変身するのです。
これがなかなかイケます。
「とろろ」は食事後半までご飯が崩れないように壁としてもはたらきますが、とろみをもたらす効果もあるようです。
カレーうどんのつゆのままで、ご飯をいただくとシャビシャビすぎて食べにくいでしょう。うどんの時は粘度を低くしておきながら、おじやでは高めるという難しい要求を「とろろ」を加えるのが可能としたのです。
まったく、見事な発想です。
なお、普段、うどん一杯では物足りない橋吉ですが、量的にも豊橋カレーうどん単品で充分満足できました。
店内にあった豊橋カレーうどんの説明書き
是非、他の店へも行ってみたいものです。
カレーうどんとおじやが、まさに「一粒で2度おいしい」ですね。
たしかに、名古屋(愛知)には「味噌煮込み」、「うなぎまぶし」とか美味しいものが沢山あるので、食べる機会は少ないですが近くに行った時には食べてみたいです。
こういうB級グルメ!かなり興味津々です。
豊橋に行った時には寄ってみたいなー(^^ゞ
豊橋というので反応してしまいました。
このカレーうどん、店ごとに味も違いますし、お値段も違います。どこの店でも一杯でお腹いっぱいになってしまいます。
是非他の店にも行ってみてください。
「何やカレーうどんくらい神戸にもあるぞ!しかも、ぼっかけカレーうどんやぞ!」と、思いましたが、やられましたね!麺の下にご飯とは新しい発想で、これは食したいです!
まだまだ知名度は低く、愛知県民でも知らない人が多いと思います。食べられる店は豊橋市内に限られているのでご注意ください。
とろろはごはんを格納する壁の役割だけだと思っていましたが、とろみを変化させるはたらきがあったのです。やっぱり、一度食べてみないといけませんね。
ずいぶんたくさんの店で提供されているのですね。Coco壱番屋なんか店舗ごとに違っているなんて面白いです。いろいろ試してみたいです。
三河に比べ、尾張はB級グルメ開発が遅れているようで寂しいです。
ぼっかけカレーうどん?なるほど、その手がありましたか。知りませんでした。まあ、神戸に出かけてカレーうどんを食べることなんてありませんでしたから・・・。機会あったら食べてみます。