上ノ国勝山館、志苔館に訪れ、続日本100名城北海道編はコンプリートです。
しかし、飛行機の出発時間まではまだまだ余裕があるので、もうひとつ城跡を訪れてみました。
志苔館からクルマで30分のところにある四稜郭です。
四稜郭は五稜郭を援護する支城として、また東照宮を守護する為に北東約3キロメートル離れた丘陵上に洋式築城法により築かれました。
建設を指揮したのは大鳥圭介あるいはブリュネ大尉といわれています。
現在は史跡として保護されています。
史跡四稜郭
所在地: 北海道函館市陣川町59
わりと広い駐車場も設けられています。
土塁が見えてきました。
虎口
いちおう食い違い
城というよりは野戦陣地ですね。
大きさはサッカー場ぐらい
もっとも全体敵に斜面になっているので、サッカーは出来そうもありません。
建物は造られなかったそうです。
周囲は土塁によって囲まれています。
土塁の外側には堀が巡らされています。
ただ、それほど深くはありません。
四隅には砲座が配置されています。
兵士や近郷の百姓など300人で、昼夜兼行して築いたそうです。
もっとも、井戸も建物もなく、平地の真ん中に、この程度の土塁を築いただけの城では、籠城もできず、すぐに落城したらしいです。
名城以外にもオモシロいのがあるんですねぇ~
いずれも西洋の城郭を参考にして作られたものです。五稜郭から少し足を伸ばしたところにあるので、ついでに見学されてはいかがでしょうか。