山形には食べたことのない郷土料理がいろいろあります。
訪れたついでにぜひいただいてみたいものです。
まず、「冷やしラーメン」というものがあり、冷やし中華とも冷麺とも異なるものがあるというので、山形城訪問前に行ってみました。
中村家
所在地: 山形県山形市城南町2-10-6
TEL: 023-646-5231
営業時間: 11:30~14:30 17:30~19:30(スープなくなり次第終了)
定休日: 月曜(祝日は翌日)
山形城の南にあり、横浜家系とは関係ないようです。
13時過ぎにお邪魔しましたが、ほぼ満席でした。
温かいラーメンとは別に、
冷たいラーメンもいろいろ用意されていました。
初心者ですからオーソドックスに「つめたい中華そば630円」を注文します。
いったん茹でた麺を冷水でしめているので時間がかかるのだと思いますが待たされます。
客の入りが多いので待たされるのか、待たされるので回転が悪いのかわかりません。
しばらくして、
登場
予想通り、冷水で締めてあるので麺はかためです。
ただし、冷麺ほどの弾力はありません。
自分としてはつるつるとのどごしのよい麺がよかったのですが・・・
なんて思って食べ進めていくうちに、「これはこれでよいか」と思い始めました。
このあたりは好みなんでしょうね。
スープは、あっさりしています、それでいて旨味があるのでごくごく飲んでしまいました。
あとで知ったのですが、通常のラーメンのように煮込んでスープを作った後、冷蔵庫でねかせるそうです。
そうすると動物性油脂の膜ができるので、それを丁寧に取り除くそうです。
事前にネットを見ていたところ、他県民にとって冷やしラーメンの評判はあまり芳しくなく、
「一度、食べればもう充分」
というコメントが多く、期待せずにいましたが、よい意味で裏切られました。
夏、山形に来る機会があれば、また一杯いただきたいものです。
この日は、スーパーホテル山形駅西口に宿を取りました。
ツーリングの際のホテル選びの基準は、
1.駐車場があること(バイクだから立体駐車場は×)
2.安いこと
3.大浴場があること
です。
今回のホテルはこんなガレージ?にとめることができ、
なんと天然温泉でした。
そんでいて、山形駅まで、徒歩5分という驚きの立地条件!
こうなれば、飲みに出るしかありません(なんで?)
いのこ家 山形田
所在地: 山形県山形市城南町1-1-1 霞城セントラル1F
TEL: 050-5872-8212 (予約専用番号)
営業時間: 11:30~14:00 17:00~23:00
定休日: 無休
山形駅西口出てすぐにある郷土料理屋です。
せっかくですから、山形料理コース(3,000円)を頼んじゃいました。
菊花の酢の物(左),芋煮(右)
山形県民のソウルフード芋煮
これ食べたかったんですよ。
ネットでレシピを調べて自分でつくってみようと思ったこともあるのですけど、
いい加減なものを作ってそれで味の判断をしてはいけないとも思い実行しませんでした。
こうして食べてみると予想通りの味です。
で、想像していたのと違うのが菊花です。
アクが全くないのです。
酢もつんとこないのです。
これは歯触りを楽しむものなんですね。
シャキシャキシャキシャキ良い感じです。
いろどり皿
左から、おみ漬け納豆+玉こんにゃく+だし豆腐+えご酢味噌
えごは海藻の一種で、トコロテンのような不思議な食感でした。
あとの品の味付けが良いです。
東北だから塩辛いかと思っていたのですが、まったくそのようには感じません。
これも左から、ウコギの天ぷら+だだちゃ豆腐
ウコギとはウコギ科の植物で、米沢地方では古くから食用を兼ねた垣根として利用されています。
なんでも、米沢藩九代藩主「上杉鷹山公」がウコギの垣根を奨励したとか
春から初夏にかけての新芽が美味しく切り和えやおひたし、天ぷらなどで食べられるようです。
初めていただきましたが、タラの芽に似た味・食感でした。
だだちゃ豆は枝豆の一種で、豆の味が強いです。
べにばな塩でいただきました。
山形牛の串ステーキ
もう、口の中でとろけます。
これだけでも、充分堪能できました。
(もちろん、もっとほしかったですが・・・)
冷し肉そば
冷たいおつゆのそばでさっぱりと締めます。
冷水でしめてあり、麺硬めなのは冷やしラーメンと共通です。
山形人の好みなんでしょうか?
翌朝、ホテルで朝食です。
無料サービスでありながら、この品揃え
もちろん、芋煮は欠かせません。
調子に乗って、おかわりもしてしまいました。