デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 




2001年から4年間ほど、私は主に西洋の古典文学の文庫本や世界文学全集や、特定の作家の全集を、一冊百円単位で買って手に入れて、読んだり棚に並べたりする趣味を持っていた。もちろん、今でも古本市や古書店に行けば必ず何かを探したりする。
今の時代、めぐり合わせさえよければ、中古品でもネット上で探したら、送料込みでも比較的安く手に入ることも珍しくなくなった。
しかし、自分で足を運んだ中古の本やCDを扱う店で、欲しかったものがレンタルよりも安くで手に入ることがあると、やっぱりうれしいものだ。
2月末から3月の初頭にかけて、ひさびさに古本屋めぐりをしたとき、以前に強烈に欲しいと思っていた本とCDが、たまたま店に置いてあったので、即購入した。
本は『原色世界の美術10 ソビエト』(小学館)、CDは二枚とも映画のサントラで、『プラトーン』と『ボーイズ・オン・ザ・サイド』だ。これらは今でこそオークションや中古品を扱うサイトのデータベースに載っているが、古書店めぐりを集中的にしていた頃には、有名人気作品以外のサントラなど扱っていなかったから、入手不可能だったことを思い出す。
それにしても画集に"ソビエト"なんて…。いつの時代のことだろう。もちろん今は古本でしか入手できない。この本はロシアオタの私にはたまらない絵が、カラーでそれも良質な状態で載っているのだ。
CDは昔の名曲を全部そろえるとしたら、莫大なお金がかかることへの対策。
そこで、オムニバスで済まそうと思ったら、意外にも映画のサントラに私のニーズをズバリ反映した密度の濃いものがあるという、レアな体験ができたりするのでおもしろい(ほんとにごく稀だが…)。
たとえば『プラトーン』のサントラに収録されている珠玉の曲たち、

弦楽のためのアダージョ / バーバー
Tracks of my tears / Smokey Robinson
Okie from Muskogee / Merle Haggard
Hello, I love you / The Doors
White rabbit / Jefferson Airplane
Respect / Aretha Franklin
(Sittin' on) the dock of the bay / Otis Redding
When a man loves a woman / Percy Sledge
Groovin' / The Rascals

通販のオムニバス程ではないかもしれないが、でもこの充実したラインナップは素晴らしいと思う。加えて、このサントラでしかCD音源がない、もしくは入手が難しいという貴重なことが判ったりするので、エキサイティングな気持ちにすらなる。
まぁ、こういったことは楽しいと思うのだが、CDも聴かねば意味がない(笑)。しばらくは中古店めぐりを控えようと思うが、眼前にあれば入ってしまうだろうなぁ。

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