デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 



うーむ…今日、図書館に届いたので、読み始めた。今度は文庫で(笑)。
今回は途中で放り出すことなく、いけるだろうか。
塩野七生氏の博覧強記ぶりには、ずっと敬意を抱いてはいるが、著作を読むとどうも先に進まず、緊張が切れてしまうのだ。
なんというかなぁ、、、一つの大きな国の興亡について、穿った言葉で力強くかつ繊細に書かれていることは分かるのだが、私はどうも歴史の本に著述者の個人に内在する「主張」が盛り込まれ、それが内容の端々に顕れて(表れて)いるのは駄目というか、「引っかかる」のだ。
だったら人の血が通っていない歴史を扱った本で、面白いものはありえるのだろうか?といえば、そうでもないような、、、お茶を濁すようだが、個人の主張と生きた歴史の著述とは、なにかが違う気がするのだ。
しかし、今回は、私の中で作品について割り切ることにした。『ローマ人の物語』は研究論文の色濃い歴史書ではなく、博覧強記さに支えられた「物語」なんだと。著者はあくまで作家なんだと。
今日のところはローマ人の物語1『ローマは一日にして成らず(上)』の半分まで読んだ。先は長いので、気長にいく。

実はもう一冊読んでいる本がある。『インテリジェンス人間論』(佐藤優)である。内容は国際情報分析や政治に関する駆け引きなどが綴られているため「どぎつい」が、日本の政治外交と国際情報の分析について、最近まで最前線で活躍した人の本ということもあり、非常に面白い。たぶんこちらのほうが、読むスピードは速いだろう。

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