デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 



タイのバスの料金箱

タイのバスに乗ったら車掌がこういった金属製の料金箱をガチャガチャ鳴らして運賃を回収しに来る。料金を払うと紙の領収書を渡してくれる。(バスに乗ってしまったあとで小銭や小額紙幣を持っていないと気付いたときは困ったことになるので、以前にも触れたとおり高額紙幣は博物館や拝観料が必要な寺院や地下鉄乗車時に用いて小銭をつくっておくのがいい。)
乗ったバスは空いていたが、夕方や夜のラッシュ時のバスのスシ詰め状態になっている車内での車掌さんは大変である。それでも車掌さんは料金箱をガチャガチャ鳴らしながら乗客の間をすり抜けながら急ブレーキにもめげることなく料金を回収するタフネスを発揮する。
しかし、十数年後もしくは十年後のタイのバスはこの料金箱の音や車掌さんが交通歴史博物館みたいな施設の無形文化財的なものになるのかもしれないと思うとやっぱりさみしい気分になる。

そういえば同じような話を『北京探訪』という本のなかで読んだことがある。2006年より以前、北京の市バスには車掌さんが乗っていて、
「哎?! 没票的买票没票的买票没票的买票~!!!」
(ホレ!切符持ってない人切符買って!)
と連呼しながら料金を回収していたのだという。しかし2006年以降は北京市内のバス・地下鉄で使える交通カード「一卡通(イーカートン)」の登場により、車掌さんは姿を消すことになったのだ。
電子カードによる交通カードは日本でも台湾でもアメリカでもヨーロッパ各国でもほとんどの都市で当たり前のごとく用いられてきている。バンコクのバスもいずれそうなるのだろうと思うが、運転に集中しなければならない運転手さんとは異なり車掌さんって外国人観光客の乗客が下りたいバス停を伝えておいたらきちんと声をかけてくれて「次だよ」と教えてくれるのみならず、人によっては「どこからきたの?」とコミュニケーションをとってくれる存在でもあるのだ。そういった存在って今になって貴重だと思う。そして車掌さんたちが渡してくれた紙の領収書を捨てずに持ち帰ってよかったと思っている。

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