デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 



道路標識は日本のものと似ている

今回はバス停を間違えて降りて時間をロスした、という記事です。もし慶州の仏国寺に行きたいが初めてという方は、くれぐれも、この記事にある私のような間違いにお気をつけ下さい。


「佛國寺」標識が見えた
早く着いたな、と思った。


バス停「佛国寺站」で下りたが


それっぽい雰囲気じゃない…。
タクシーすら止まっていない。

15分~20分くらいこのバス停の周囲を歩きまわって仏国寺を探した。寺は吐含山(トハムサン)の中腹にある訳だし、それっぽい所というか山が無いのは否応無く分かったので、道行く人(といってもけっこう少ない)に英語で訊いたり「プルグクサ・カゴシポヨ(仏国寺行きたい)」と連呼していたら、どの人も「バスに乗りなさい」としか言わない。半信半疑のまま後から来る同じ11番のバスを待ったら、けっこう混んでいて、誰も降りようとしないので、あぁこれは私が間違っていたのだなと自覚した。
そして、日本出発前の情報からなんとなく早く着きすぎでは?という勘を信じるべきだった、私の乗った時刻のバスがいくら空いていたとはいえ同じ目的地を目指す観光客がある程度乗っているほうが安心だな、などと思った。また勝手なようだが、仏国寺でもないのにバス停を紛らわしい写真で飾るのはやめてくれと少しボヤいた。とはいえこの間違いもバス1回分の乗車分の運賃負担だけで済んでよかった。

「佛国寺站」から10分ぐらいバスに揺られた。


目的の仏国寺バス停で降りた

いかにも観光地な所に着いた。駐車場があるし観光バスも止まっている。そこに停まっている自家用車の数が全然違うじゃないか(笑)


タクシーも待機しているし


整備も行きとどいている


これだよ!これ!という感じ(笑)

この時ばかりはこのインフォメーションの看板を見て「こうでなくては!」などと思った。世界遺産のある観光地によっては整備されすぎてしまい昔の風情を犠牲にしているなどと考えたりするし、私も勝手なものだ。

クァンガンアンネソ
(観光案内所)も
やっぱりそれっぽい


駐車場。車で来れる
というのはいいなぁ

日曜だったが子ども達が
遠足で訪れているようだ


入場口へ少しのぼる


軽い丘のぼりの
ような感じだった



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日の出ている時間帯の
宿の周辺はこんな感じか。


食堂があるかどうか夜にでも
探してみてもいいかと思った


バス路線図


仏国寺へは11番か

日本出発前に慶州で行きたい観光地として「仏国寺・石窟庵」と「古墳群」と「良洞村」の3個所を最優先にすると決めていた。


宿の最寄のバス停대구은행
(Daegu Bank)でバスを待つ。


仏国寺に行く11番のバスだ


けっこう空いていた


お、古墳だ。


城址?


古墳群を過ぎるとすぐに田園地帯だ


車内の消毒の様子かぁ…。








正直、この風景を見て
明日香村ですかと思った。



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楽器をよく弾いていた頃、バート・バカラック氏の曲を何曲か演奏したことがある。ギターの練習で演奏も上げたことがあるが、氏の訃報を知ってこのような未熟な演奏でも思わず視なおしてしまった。
今でも氏の曲は特に車の運転中にかけているし、これからも聴き続けることだろう。ご冥福をお祈りいたします。


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朝、7時前に目が覚めた。






部屋は3階だったので、1階に下りるときに踊り場にある動物の世界のミニチュアや壁の絵があるのに気づけた。


クマのぬいぐるみとバイクとトナカイの角?(笑)


おっ!? ピン子だ。

朝7時半に一人だけダイニングスペースに下りて、スマホとにらめっこしながら、天気を調べたり今日の予定を練ったりした。
この日の慶州の天気予報は雨時々曇りで、日本を発つ前に目にした「韓国の天気予報は当たらない」という噂が正しくあってほしいと思った。だが外を見ると、晴れは期待できないみたいだった。ちょっと気分が沈んだのを慰めるがごとく、ピン子が寄ってきてくれた。




未明に雨が降っていたようだ。

8時前になるとスタッフが現れ、朝食の準備を終えると、さっさと居なくなった。
朝食は8時からで、自分でトーストを作ったりフレークを出したり、珈琲や茶も自分で淹れるセルフ方式だ。トーストを食しているとピン子が私の隣の椅子に上がってきた。他の客にはそうしないみたいで、私だけ好かれたみたいに思ってちょっと嬉しかった。
昨夜はサラダとお茶だけだったので、朝食はたらふく摂った。

三毛猫がいた。ゲストハウスで
飼っている、もう一匹のネコか。

宿泊客が世界中からやってくる
感じが出ているのがよかった。

世界各国の絵葉書?

朝食を終えて部屋に戻るとYさんが起床されたので、釜山までお気をつけてと挨拶をしてからバス停に向かった。



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慶州での宿

宿への地図をスマホで見ながら、それらしき建物を探していると、建物の出入口横の喫煙スペースで煙草を吸っていた若者3人から声をかけられた。
こういった名前のゲストハウスを探していると言ったら、そのゲストハウスのスタッフだった(笑)。
さっそく中に案内され、チェックインはスムーズに済んだが、支払いにCCが使えないという事態に見舞われた。他のカードは持っていないし仕方ないので現金で2泊分34,000ウォンを支払ったが、朝の扶余での自動券売機で使えたのにゲストハウスで使えないってどういうこと?と思った。そして想定外な形で現金が減るのは正直困った、ひょっとして旅行中にCCがどこの店でも使えなくなってたらどうしよう、などとネガティブな考えが頭の中に湧いてきた。
何はともあれベッドのあるドミトリーの部屋までスタッフが明るい調子で施設内のルールを分かりやすい英語で説明しながら案内してくれた。部屋には若い男性の先客が居たが、なんと日本人の個人旅行者だった。
その方(以下、Yさん)は最初に挨拶してすぐに馬が合うというか、荷物を整理しながらではあったが関西のことをいろいろと、それも地名を出し合って適当な相槌を打つのではなく、関西人同士ならばツーカーのような、私の日常生活とかかわりのある場所など、細かくマニアックな込み入った話まで延々と談笑することのできる方だった!日本人の個人旅行者とドミトリーで出会うこと自体がほとんどないというYさんの経験から、ツアーを利用する日本人の外国旅行スタイルの傾向の話しに花が咲いたりもした。
今回の私の旅が衝動的で慌しく、初日と二日目で移動ばかりしている愚かしいプランであることも自嘲と自戒をこめて語るのを聞いてもらったりして、一気に心がほぐれた。ついでにチェックインの際のCC支払いできなかったことで、帰国予定日までCCが使えなくなっていたらどうしようなどといった不安までも聞いてもらっているうちに、いざとなれば宿で日本円を替えれるかどうか訊いたら良いし、もし無理であってもいずれにしろ月曜になれば銀行は開くのでそれまでうまくやり過ごしたら良いことなど自分で考えが整理でき、だんだん気持ちがポジティブな方向になっていった。それにゲストハウスでCCが使えなかっただけで、他の店で試しもしないのに決め付けるのはまだ早いと自分に言い聞かせることができた。
その際、Yさんから教わったのは現金とCCだけでなく第三の矢として外国で使えるデビットカードも出発前に作っておくことだった。
Yさんはソウルおよびその近郊の水原華城、南漢山城道立公園や安東河回村などを経て慶州に着き、明日釜山へ発つ予定とのことだった。また、ゲストハウスの近くに夕食を食べれる店やコンビニは無いか訊くと、YさんはPARIS BAGUETTEというパン屋があったので、そこでサラダを買ってきたからそれを夕食にするという。
私は韓国に入ってから濃い味のコンビニ飯しか食べていなかった。私もサラダが食べたくなり、店の場所を教えてもらって外に出た。


あった!PARIS BAGUETTE

ゲストハウスから200mくらい東にその店はあった。サラダとドレッシングで7,800ウォンだったが、CC払いが普通にできた! カードが使えなくなったのでは?という不安は一気に解消した。

ゲストハウスに戻ると、スタッフもおしゃべりに興じているダイニングスペースで、Yさんがサラダを開封しようとしていた。私も隣に座ってサラダの夕食を摂ることした。
二日目の夜にして、ようやく寂しくなくかつ落ち着いた食事が摂れたわけだが、Yさんと二人して同じ店のサラダを食べていると、スタッフから「ベジタリアンなのか?」と真剣に訊かれた(笑)。よりによって二人の日本人が揃ってサラダを食ってるし、そりゃちょっと奇異に映るわな。
ワイワイ騒いでいると、中米系の若い女性がにこやかに我々に挨拶しに来た。するとスタッフの一人が「あなた、チェックインの際パスポートを見せてくれてから、レセプションに置き忘れていたよ」とサッと彼女にパスポートを返した。彼女は焦る様子も無くニコニコして感謝していて、本当に置き忘れていたことを忘れていたようだった。いやぁ、良かったぁと、私の方が胸から手をなでおろしたが、是非はともかく彼女の強心臓ぶりがうらやましかった。
引き続きスタッフたちと彼らの友人?も同席し、お茶を飲みながら韓国語と日本語と英語が混じったおしゃべりをして非常に楽しかった。彼らの中には日本語を学んでいる青年もいて、何度か日本に滞在し福岡から広島・大阪・京都・奈良などの観光地を歩き、食で舌鼓を打ってとても楽しんできた、また行きたい、と言って素敵な笑顔を見せてくれたりした時、本当に韓国は日本と近いのだと初めて実感した。
Yさんが京都や奈良の伝統都市について英語で語り、彼らが日本語で返事してくれたりするうちに、テーブルに置いてあった柿をきっかけに、Yさんが俳句の
「柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺」
の意味や句が醸し出す雰囲気を解説し始めたりして大いに会話が弾んだ。スタッフによる日本でのタコ焼きやラーメンの更なる話しを受けて、私が広島のお好み焼きでベースが麺になっていることに触れると、彼は広島風お好み焼きを食べた時の美味しそうな思い出話を始めた。それを聞いているこっちが涎出そうになった。

おっ!?

Yさんの旅程をさらに詳しくスマホの画像を見せてもらいながら聞いたり、慶州でのおすすめの場所を教えてもらったりしていると、ゲストハウスで飼われているネコが長椅子に乗って来た。名前が「ピン子」だと聞いて、大笑いしてしまった。





ピン子、なんと、Yさんが語りかけることに返事するのだ。「えっ?返事している?」と驚いてしまった(笑)。


PINKO

首輪に「PINKO」とあるし名前はそれで間違いない。PINKOの由来については、はっきりと覚えていないのだが、韓国の国花か、「핑크(ピンク)と꽃(花)」を合わせたネーミングだったような気がする。だが、茶トラとのギャップ狙いだったのなら、その笑いのセンスのツボに私はまんまと嵌ったといえるかも。

入浴を済ませ、スマホやデジカメのバッテリーをコンセントに繋いで寝る準備を始めた頃に、同室の3人目の男性が入ってきた。体躯の大きい髭面のフランス人だったが、富士山にも登った経験があり今回の旅も東京と大阪と京都に行って、福岡から釜山に入って慶州に来たという。日本のことをとても気に入ってくれているようで、二段ベッドが二台ある狭い部屋の中で、なおしばらく寝る前の旅行話を楽しんだ。

つづく


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バス停。後ろに新慶州駅。


路線図

正直なところ、未だにバスの路線図の見方については分かっていない。なので下車する予定のバス停留所が書かれた番号のバスを待ったが、路線図の見方がきちんと分かっていれば他のバスでも全然大丈夫な場合もある気がする。


暗いのでいまいちピントが合わない。


51でも良い気がしたが
手堅く50を19分待った。

他の客はすでにバスに乗って去り、私一人ポツンと残された。


夜の市内バスは乗客が少ない
からか、もう道路が空いている
時間帯せいか、速い速い(笑)



ガイドブックにあった路線図などで事前に、宿までには市外バスターミナルや高速バスターミナルがある通りを通過することや、ターミナルが近くなると、その直前に서천교(Seocheongyo)という大きな橋を渡るはずだと分かっていた。
서천교を渡ると明るくなって市内に入ったなと思った。新慶州駅からの所要時間30分~40分かな?と思っていたが20分ちょいで着いた。夜ならではの快走だったのかも。

バスを降りてから撮

今度は乗り過ごさずに降りれた。とはいえ停車ブザーは他の乗客が押していたので、バス停名を見て慌てて降りたのだが(笑)。

日本出発前に何度もネット上の
地図で確認したバス停名だった。



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二度目のKTXは西から東への移動


希望した進行方向かつ窓側の席が
取れたのは発車1時間前に窓口に並んで
チケットを買えたからかもしれない。


夕日を背にする形だった






雲の様子から明日の慶州の天気は期待できないかもしれないと考えた。
西から東への移動は、結局は雨に追いかけられたり、雨を待ち受けることでもあるのだ。

신경주(Singyeongju 新慶州)駅

경주(Gyeongju 慶州)に列車でアクセスする際に新たな拠点となった新慶州駅までは(大田から)約1時間15分だった。



時刻は18時半前、10月末なのでもう暗い。



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奇しくも24時間前同じ場所にいたのだ。
24時間の間、せかせかしていたなぁ(笑)。



大田駅でも切符購入は窓口を利用した。残り滞在日数を考え、ここで現金で切符を買ってもいい気がしたので、新慶州行き一般席を25,400ウォンで購入。


土曜はやっぱり人が多い

待ち時間に今日あったことを整理したり、現金の残額の確認などを行なった。他人任せにできない一人旅では、一旦頭を落ち着けることが大事だと毎回思う。
落ち着いたら、随分非効率な扶余観光だったなと苦笑してしまった。もしチェックアウトを8時半にして9時に国立扶余博物館に入り、目的の博物品を見てすぐに定林寺址に入り、定林寺址のあとは急ぎ足で扶蘇山城に上って皐蘭寺船着場から片道切符でクドゥレ船着場に下船してホテルに荷物を受け取りに戻ってたらどうなっていたろう?と、少し後悔の念が混じったことを思った。


発車15分前になったのでプラットホームに向った。








この列車?

この列車が乗車予定のKTXだと思ったので乗り込んだら、私が予約した座席には既に大きな荷物を荷物棚に上げたおじさんが堂々と座っていた。なんたる厚かましさ、退いてくれ!などと思ったが、私が間違って一本早いやつに乗り込んだのでは?と思い、慌てて列車から下りた。
自分の間違いであると分かったのは私と同様に間違って乗った夫妻がいて「なにかおかしい」感じを覚えて下りる姿を見たからだった。その夫妻に話しかけて、私もチケットを見せたり夫人がスマホで確認したりしていると、互いに危うく別の所に行ってしまう列車に乗り込んでいたことが判った。お二人とともに「いやぁ良かった!」と韓国語と英語が入り混じったやりとりをしながら安堵した。同時に、構内アナウンスを聞き取れなかったので仕方ないと思うことにした。飲料が欲しくなり、自販機で1,500ウォンのコーラを買って飲んで気持ちを落ち着けた。

今度こそ乗る予定の16:57発の
KTXがやってきた。もちろん私の
座席は空いていた。窓側だった。


大田市を後にする。



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西大田駅正面口を背にして
国道4号線に向かった。

大田市はかなりの都会だ


日本でおなじみのコンビニを
目にすると正直少し安心した。



国道4号線を横断する。

西大田駅の南の東西に伸びる国道4号線はGyebaek-ro(ケベク通り)でもある。二日間でのケベク通りとの遭遇率高すぎだろ(笑)。



T-moneyの看板を初めて見かけた気がしたので撮っておいた。チュンジョン(充電)の文字はあるものの、ここでの機械は今は稼動させていないようだった。


大田駅行きのバスは
多くすぐにやってきた


右に写る手すりに付いている黒い
機械が下車の際に交通系ICカードを
ピッと押し付ける機械である。

大田駅周辺も店や露店で
溢れていて活気があった。



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