缶詰だけど、それが何か?

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NS1476_豊島 飯田橋店(立喰い蕎麦/飯田橋)

2014-10-17 06:33:56 | 食べ歩き

10/16(木)

初物七十五日
江戸っ子はバカである。
初物を食べるために散財し、
やっぱり初物はひと味違うねえ
なんて通ぶるのが関の山、
75日も寿命が延びるなんて、迷信を信じるぐらい。

ただ、風俗だったのその日の処女とか、
アホみたいなこだわりは何だか頷ける・・・
いや、土曜日に食べてるじゃん、初物のトラフグを。
といっても75日長生きができるからという訳でもないし、
まして、ひと味違うねえ、なんて嘯くこともない。
てか、トラフグの味って?

昨日、21時ぐらいまで仕事をしていた。
疲れてはいたけれど、目が覚めたのは3時ぐらい。
嫁さんがばたばたしたおかげで・・・それだけ?

飯田橋へのチャーター便が9時に来るので、
今日も早く家を出る。



火曜日は真っ黒だった富士山が初冠雪、
真っ白な雪で覆われていた。
コレだって、言ってみれば初物。
金はかからないし、通ぶる必要もない、
もちろん寿命だって延びる訳もないけれど。

いつもより30分ぐらい早いので、
目黒線も空いていて、けっこう楽。
だけど、毎日これに乗るのは勘弁。

会社に着いて、すぐに秘密の小部屋にこもる。
荷物自体はすでに整えてあるけれど、
念のために再確認をする。

9時にドライバーに渡して、また小部屋へ。
午後に神楽坂の制作会社へ送る荷物を確認する。
飯田橋案件は揃っているけれど、
八王子案件は10時過ぎに印刷会社が持ってくる再校がまだ。

10時半に印刷会社がくるので、
飯田橋の後半戦の原稿を入稿し、
八王子の再校を受け取る。

またも秘密の小部屋に戻り、
八王子の再校をせっせとコピーし、
神楽坂行きの荷物をパッキング。

チャーター便が到着する13時ぎりぎりになんとか。
送り出して、ちょっとだけ仕事をして、
すぐに神楽坂へ向けて出発する。

別の建物へ移動してそれぞれの説明を。
飯田橋案件はクライアントがまったく見ていないので、
すべてをチェックしてほしいと。
八王子は昨年ほどチェックが厳しくないので、
こちらもしっかりと見てほしいと伝える。

30分ぐらいで出て、さて、何を食べる?
さすがに龍朋ではないな・・・では?

神楽坂をぐんぐん下って、途中で左折する。
大久保通りに出て、さらに目白通りまで進む。



豊島 飯田橋店
飯田橋で働いていた頃から気になっていた。
何しろ、この店、店名を表示するものはない。
目白通り沿いから見ても、



飯田橋歩道橋から見下ろしてみても、
店名と思しきものは一切ない。
是れはうまい!肉そば
それだけである。

昭和色満点の店内には、昭和色満点のご主人。
そして、1人いたお客さんも昭和色満点。



肉そば(480円)
かなり驚く。
1口大に切ったバラ肉が甘辛く煮たものが、
わさっとトッピングされていると思ったら、
バラ肉が1枚どーんと。
ただ、さほど味が濃い訳でもなく、
単なる茹で豚的な・・・。

それに天かすがちりばめられる。

肝心な蕎麦はずるずるのまさに昭和、
ゆで太郎はホントに立派だと再認識する。

そばつゆは情け容赦ないぐらいの真っ黒さ。
オレにとっては、これも初物。
しかし、寿命が延びるどころか、75日縮んだような・・・。