ぱたぱた仙鳩ブログ

徳島から書道文化を発信します。

風の駅さかもと ひな祭り書展搬入 書道コーナー2025

2025年02月22日 | 日記
2月22日(土)、標記のため、勝浦町坂本の「風の駅さかもと」に学生2名を伴っていきました。1年生の石原優愛と嘉勢山なちか です。9時に大学を出発して10時には現地に到着しました。施設からは美しい山が見えますが、この正式名称は「稼勢山」(かせやま)といいます。学生の一人である嘉勢山の姓のルーツでしょう。彼女の家は吉野川市鴨島ですが、先祖がこの地に住んでいて、鴨島に移った時にこの名で呼ばれるようになって、文字を良い字に替えたものと思われます。現在は、その形から「お雛山」とも呼ばれています。


昨年の作品を外して今年新たに制作した作品と架け替えます。約30点の作品をおよそ1時間かけて架け替えが終了しました。








その後に、常連のお客様の希望に応える作品を学生2名が制作しました。色紙に漢字や仮名の作品を1時間ほどかけて書きあげました。



昼食は常連の皆さんと、おにぎりと味噌汁をおいしくいただきました。美波町の石川美智惠道路の脇にはステンレスで、私のナスカの地上絵の作品の展示版を作ってくださっていました。



帰りに坂本八幡神社に寄って、展示されているたくさんのひな人形を見学しました。この日から1か月は勝浦町はひな祭り一色になります。



さらに勝浦町の地域活性化センターに作品を1点だけ架けて、隣接する「寄ってね市」でミカンを購入してから大学に戻りました。



大学に戻ると既に16時で、回収してきた額を片付けると結局1日仕事になりました。しかし、学生たちはたいへん充実した時間を過ごしたようです。お疲れさまでした。

学際融合研究所言語文化研究部門令和6年度第3回例会 ディッキーソフィアハナ講演

2025年02月21日 | 日記
2月21日(金)、14:00~15:15、F101教室で、標記が開かれました。
講師は、全学共通教育センター助教のディッキー・ソフィア・ハナ先生です。
講演のタイトルは以下です。
「Burning Memories: The Hibakusha Figure Reimagined in Juliet Kono's Anshū: Dark Sorrow」 (ジュリエット・コーノの『暗愁』における被爆者像の再考)

デイッキーさんは、2024年4月に、福岡女子大学から四国大学に採用されて赴任したばかりの若手研究者です。日本人とドイツ人の血を受けていて、15歳までアメリカ在住で、日本語は15歳以後に勉強し始めたということですが、お話の日本語はたいへん流暢でした。通常の論文は英語を使い、まだ漢字の習得は不充分なので、日本語の論文はまだ自信が無いということで、最初はレジメも英文、発表も英語でと希望されました。しかし私を含めて聴衆は日本人が多いので、日本語を使っていただきました。ありがとうございます。






講演は40分間で、その後に30分間ほど、会場の参加者から質問や感想が出され、たいへん盛り上がりました。日本語の使用もほとんど問題はありませんでした。ジュリエット・コーノはハワイの日系アメリカ人です。この小説は主人公の「ヒミコ」が第二次大戦時に広島で被爆する話ですが、複雑な心理描写に魅力を感じました。この本は昨年、和訳が出版されていますが、その翻訳者は鳴門教育大学の名誉教授、前田一平先生だそうです。下記をご覧ください。

たいへん優秀な上に笑顔が素敵な先生です。これからの活躍が期待されます。

阿波掛軸堂 女流書家展

2025年02月20日 | 日記
2月20日(木)、徳島市川内町の川内郵便局で、標記が開催中です。地元の方に写真を送っていただきました。場所は下記をクリックして調べてください。

ここに出展しているのは卒業生の日野出夏穂さん、4年生の谷口風稀、2年生の戸次李歌の3名です。日野出は現在、地元の川内町にある「阿波掛軸堂」の社員で、学生2名はそこでアルバイト中です。







3月31日まで展示しています。郵便局ですので土日祝日はお休みです。9時から17時まで鑑賞できます。

2024年度 水墨画法 集中講義

2025年02月19日 | 日記
2月19日(水)です。昨日から標記の集中講義が始まっています。今年は1・2年生を中心に30名の受講者がいるので、2教室に分かれて授業がおこなわれていました。黒木先生も大忙しです。









この集中講義は21日(金)まで続きます。


伊予高校で出張授業

2025年02月14日 | 日記
2月11日(火)、13時~14時半、愛媛県の伊予高校に出張授業に行きました。ここには2年後に芸術科が設置されるということで、中高生向けの授業体験の企画で依頼を受けました。自家用車で高速道路を使って2時間半で到着しました。ホッケーと吹奏楽が盛んな高校のようです。



この日は「甲骨文を書こう」という授業をしました。甲骨文の歴史や、字源を知りながら、楽しんで書いていただきました。受講者は全部で15名でした。南海放送と愛媛新聞社が取材に来ていて、TVで授業風景を放映していただきました。


書道を楽しむ若者がさらに増えてくれると嬉しいです。