この頃は、ウクライナがロシア軍に爆撃されているニュースばかりで、日本国内での出来事などはほとんど放送されないような毎日だったが、昨日は国内で悲惨な事故が起きてしまいニュースとなった。
北海道の知床半島観光船「KAZU 1」(カズワン)が沈没し、全員行方不明で、今日になって10人が発見されたが、いずれも亡くなっていたそうだ。船に乗っていた人は乗員乗客合わせて26人というので、まだ16人がみつかっていない。
知床の海は冷たくて2~3℃くらいしかないそうで、救命胴衣をつけて漂流していても、体温が下がってしまって長時間生き抜くのは不可能だそうだ。24時間以上経った状況では、救助される可能性はほとんどないそうである。本当に残念なことだ。
当時は風が強く海も荒れていて波が3mもあったとのこと。普通ならば船を出すなど考えられない状況だそうだ。
漁師も危ないから船を出さなかったという。ましてや観光船が海に出るような状況ではないと同業者も言っている。
知床の観光船の会社は5社あるそうだが、他の4社は今月の29日から営業を始める予定だったそうだ。このカズワンの会社だけが24日から営業を始めていたそうである。
いったいどうして、こんな無理な運航をしてしまったのだろうか?
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私は2008年の5月に北海道旅行に行き、知床半島の観光船に乗ったことがある。その時乗ったのはオーロラ号と言うもっと大きな船で、今回のカズワンとは別の会社のもののようだ。
そして、昨日のカズワンは3時間以上をかけてウトロから知床半島の先端まで行って戻ってくるコースだったそうだが、私たちが乗った観光船は、半島の途中までで1時間ちょっとのコースだった。
そして、その時は海はとても穏やかで、とても静かだったと思う。
知床半島は、本当に大自然で珍しい観光ができ良い経験になった。
旅行は普通はそのように楽しい思い出が残るものだが、このような事故が起きてしまうなんて本当に辛い衝撃しか残らない。
このゴールデンウィークに知床旅行を予定している人も多いと思うが、観光船はすべて中止になるそうである。
コロナ禍で、この2年間は観光船はお客さんも少なかったと思う。やっと今年になって少しは観光客も増える見込みだったのではないだろうか?
それがこんなことになってしまい、お客も残念だし、観光の会社も残念なことであろう。
カズワンは、海が荒れていたのに、出航したのは何故なのか?なんとか営業して収益を上げたかったというのもあるのかもしれない。
観光客も、せっかく来たのだから、できるかぎり予定通り観光をしたいと思い、船もそれにこたえたいと思ってしまったのかもしれない。
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うちは、2014年に沖縄旅行に行ったことがあるが、そのとき、グラスボートとかいう船に乗ってサンゴ礁を見るツアーに参加していた。そうしたら、あいにく雨がかなり降っていて、海も波が荒かった。
こんな天気では、きれいなサンゴ礁に泳ぐきれいな熱帯魚なんか見られそうもないなと思いながら、貸し切りバスから団体で降り、ガイドさんに連れられて雨の中を傘をさして海岸の船着き場に下りていった。
黒い海に波がうねっている。え~っ、こんな天気で本当に船に乗るのか~?と思ったし、なんか怖いな~と思った。
別にこんな天気でサンゴ礁なんか見なくてもいいけどなあと思った。
でも、中止ですということにはならず、荒波の中に出ていった。船の専門家だから大丈夫なんだろうと気を静めた。他のお客さんたちも、何も言わずに船に乗った。
それで、結局のところ、何事もなく予定通りのコースを回って戻ってきたのだけど、暗い海の底があるだけで、サンゴ礁も魚も何にも見えなかった。とりあえず安全に戻れてよかったというところだ。
船会社もこれで返金などはせずに予定通りお客さんを楽しませたことになったのだろう。
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でも、昨日の観光船の事故のことなどを考えると、客の立場としても、自分で判断をして乗船を断るということも必要なのかもしれないなと思った。
もしかしたら、臆病でせっかくの観光のチャンスを逃すことになるのかもしれないが、危険なのではないか?と感じる直感は大切にするべきかもしれない。
今回も、もしかしたら、自分で判断して観光船に乗らなかった人もいたのではないかと思う。
その時は現役組と行くので少々の悪天でも行くことがあります。
そのことで「なんでこんな天気の日に行くんだ」と言い争いになります。
ちなみに曇の日に登って真反対の側に下山というプチ遭難をやらかしました。
結果オーライ案件でした。
でもまだ懲りてないみたい(-_-)
ちょっと無理をしても成功体験を積み重ねていくと自信がついていくのでしょうか。
いつも適切な判断ができるかどうか、難しいなと思います。
かといって、あんまり臆病では何もできないでしょうしね。
うちの夫はいつ地震で津波が来るかわからないからと言って、鎌倉や湘南にも行けません。
カズワンは、30年前だか40年前、尾道の三原港と生口島のフェリーだったとか
その後、岡山の日生と牛窓とを航行するフェリーだったらしいです
つまり瀬戸内海用の船だったというのに驚きました
穏やかな内海からオホーツクって、しかも老朽化してたと思うから、危険だったんだなぁと思いました
客の立場になると、その観光船がどの程度の安全性なのかなど、わかるよしもなく怖いですね。
古くてもちゃんとメンテナンスして、荒れた天候の中を出ていくようなことをしなければ沈没まではしなかったのでしょうけど、オホーツクでは、自然環境がかなり厳しそうですね。