この度は、温泉のロッカーや靴箱以外に、駅のロッカーのお世話にもなりました。
こちらも、時代とともに方式が変わっており、なかなか適応していくのが難しいです。
駅のロッカーは、カギをかけるときに使ったスイカが認識されていて、出すときも同じカードを使わないといけない、ということは知っていました。
以前、小田原駅で使ったことがあったからです。
でも、今回はすっかり使い方を忘れておりました。
とにかく荷物を入れて、それから、ロッカーが並んでいる中央位置あたりにあるパネルを操作することになります。
実際に出し入れするロッカーとは離れたところで操作するわけですね。
私たちが、ロッカーに物を入れようとしている時、使用可能なロッカーにはランプが点灯していたため、その中の入れやすそうな場所のを選んで、扉を開けようとしたのです。
ところが、扉が開きません。
あれっおかしいね、なんで開かないんだろう?どうやって開けるの?
そういってさらに引っ張っていると、知らない女性が「ランプのついていないところは使用中ですよ」と言います。
「そうですよね、ここはランプがついてましたよ」と言って、また見ると・・・ランプが点いていません。
「あれっ?点いてないですね。今点いてたんですけど。」というと、
そのロッカーは、ちょうど今、その女性が物を入れて施錠したところだったそうです。
その人が「そこは私が今入れたんですよ」と言います。
そうなのですね、つまり女性がそのロッカーから3歩くらい離れたところのパネルを操作していた。
その時に、私たちがそのロッカーを開けようとしていたのでした。
私たちがもう少し早かったら、ドアを開けてしまっていたかもしれません。
タイムラグがあるのです。
これが、昔の鍵式ロッカーのように、使用者本人がロッカーそのものに施錠をするのであれば、その場から動かないので、他人が近づいてきて開けてしまうなんてことはないのでしょう。
今回も、秒差で使用可能から不可能へと変化したわけですが、これもちょっと不便と言えば不便です。
もしたくさんの人が同時にロッカーに物を入れようとしていたら、荷物を入れてからタッチパネルの前に並ばないといけないじゃないですか。
出すときも同様です。
昔ながらのものならば、個々にその場で出し入れができたわけでしょう。
このロッカーは硬貨を投入することもできるし、スイカで支払うこともでき、スイカの場合は支払いに時間もかからないので、便利と言えば便利です。
暗証番号も不要ですし、カギを紛失することもない。とにかく閉める時に使ったスイカだけもっていれば、開けるときはスイカをかざすだけで、自分の入れたロッカーが開くのですね。
それにしても、もし機械が故障したり電気が止まったりしたら、ロッカーを開けることができなくなるかも・・・。
旅の途中でそんなことがあったら大変そうですね。
デジタル化も微妙だな~