先日、果物屋さんの前を通りかかったら、何やら人が群がって長い行列ができていた。
なんだろうと思ってみたら、皮まで食べられるマスカットぶどうのお買い得品を売っていていた。
なんと、一房500円だそうだ。安い!
このブドウは、普段1000円くらいはしていると思う。普通のブドウでも、500円では買えないものが多いので、確かに掘り出しもののようだった。
今年は、小さい房の巨砲(398円)を2回買っただけなので、このくらいは買ってみてもいいかなと思い、行列に並んだ。
果物屋さんは、段ボール箱から次々にぶどうをとりだして台の上に並べており、それを客がどんどん手に取って行く。何箱もあったぶどうはあっと言う間に売れて、私は最後から4人目で、ゲットすることができた。
食べてみたら、たしかに皮まで食べられる。以前どこかで1粒だけ試食した事があったと思うが、ちゃんと食べたのは初めてだ。とても甘くておいしかった。実がピチピチで新鮮だった。肉質は水っぽくなく、硬すぎもしない。種もないので、丸ごと全部食べられる。これを買ったのは大正解だった。
このブドウの名前が思い出せなかったので、今調べてみて「シャイン・マスカット」ということを知った。
ついでに、このブドウについてwikiで調べてみた。
2006年に品種登録されたもので、「ぶどう農林21号」だそうだ。
登録は今から10年前だが、商品化され、売り場に出始めたのは、近年のように思う。
wikiを読むとアタマが、こんがらがってしまう。
簡単にいえば、ヨーロッパぶどうとアメリカぶどうの良いところを取ってできた品種だとのことだ。(おおざっぱに言えば、味が良いのはヨーロッパぶどうで、病気に強いのはアメリカぶどう。)
「シャイン・マスカット」=
「安芸津21(アメリカぶどう)」×「白南(ヨーロッパぶどう)」 である。
さらに1代遡ると、
「安芸津21」=「スチューベン」×「マスカットオブ・アレキサンドリア」
「白南」 =「カッタクルガン」×「甲斐路」
ということで、4種類のぶどうが元になっているそうだ。
4種について、いろいろ説明があり興味深いが、頭がこんがらがってしまうので割愛する。
糖度・味・香り・肉質・皮まで食べられるか・種なしにできるか
病気に強いか・日本の気候にあっているか(雨が多い等)
粒の大きさ・貯蔵性・保存性、等
様々な要素を持つ4種のブドウの遺伝子の良いところをとって改良されたようである。
これから、このシャイン・マスカットが、安くなればいいなと思う。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます