群馬県吾妻郡中之条六号地区の長笹川沿いには、川底から温泉が湧きだすワイルドな野天風呂があります。
無料の駐車場からとぼとぼと川に向かって歩くと、やがて旅館が見えてきます。
三軒の温泉宿がある「尻焼温泉」は、平家の落人によって発見されたとも。
寛永年間の地図には、確かに温泉名が記されていたとか。
名前の由来は、川底から湧出している温泉で温められた石に腰を下ろして痔を治した、尻を焼いたことが名前の由来とされているそうです。
本当に、この川とともに自然があふれています。
この先に見えるのが、川を堰き止めて作った巨大な露天「川の湯」。
その横には、湯小屋もあります。
(こんな静かな場所なのに、思いのほかたくさんの人が入浴していましたので、写真は差し控えます)
その辺で脱いで、その辺に荷物を置く。
水着入浴はここでは、それがごく当たり前の温泉作法。
地底から湧く温泉のボコボコ感を足湯で感じながら、好奇心系温泉好きの心が疼きました。