乳頭温泉郷の秘湯、黒湯温泉。(撮影:10月17日携帯)
午後3時すぎの曇り空でも、このあたりの紅葉は、胸が高鳴るほど美しかったです。
山の瘴気に包まれて、色香がある宿、黒湯。
自然あふれる原生林と茅葺屋根の素朴さがとても素晴らしいです。
日本の四季の豊かさ、険しさの中で共存し続けてきた宿。
ここへ来るたびに、命溢れる自然への尊厳、そして深い慕情を感じます。
紅葉の頃の黒湯が一番好きです。
外の打たせ湯は、脱衣所がないので、女性には無理なのです。
目で確かめるだけにしておきます。
勿体ないほど、お湯が流れ続けています。
後でわかったのですが、女性の露天風呂に、これに似た打たせ湯が新設されていました。
そこでなら、打たせを満喫できます。
源泉の標識にハングル語が使われています。
他国の方々が露天風呂でお話しをしながら入浴されていました。
やがてひとりになり、静かに紅葉を眺めながら、ぽんやりと入浴しました。
いつ来ても、素晴らしいとしかいいようのない温泉です。
今回は混浴は諦めたけど、いつか泊まって、混浴露天や濃い内湯を楽しみたいと思います。