「美肌の湯」として知られる羽根沢温泉。
歴史を経て建物は古いのですが、沼の上に建つ珍しい旅館です。
2階の10畳のお部屋に案内されました。
丁寧にお茶をもてなして頂きながら、宿の方が温泉やその周辺のことについて気さくな雰囲気で説明して下さいました。
貴重品は、このタイミングで紙袋に入れて預かっていただきます。
とても家庭的なお宿なのでした。
お部屋から温泉の排気口が見えて残念な眺めではありますが、周辺の緑、その空気は濃厚です。
部屋に設置されている冷蔵庫を開けると、懐かしさを感じる瓶のコカコーラ類。
2階のエントランスからは、ゆったりと景色を眺めることができます。
この場所から、そよぐ風が心地よいです。
羽根沢温泉は、こんな小さな温泉地なのですね。
さて、この旅館は価格もリーズナブルで、今回プランは部屋食。
今まで色々な場所で「鮎」を食してきた私ですが、この日の鮎は最高でした!
身が甘くて味濃く、大きく膨らんだ内臓の、まるで焼きサザエの肝のような、えもいえぬほろ苦さと旨味と濃厚な味わい・・・絶品です!
内臓がガリガリとするんですが不思議と嫌な感じがないんですよね。
天然の価値を感じるというか・・・
山形風の芋煮も牛肉が甘くて~地元の新鮮な食材をふんだんに使った気取らない料理に部屋食というリラックス感もあって満足しました。
朝ご飯もお部屋で頂けるなんて、本当に嬉しいサービスです。
とにかく、ご飯が美味しくて美味しくて・・・
まとまった時間があったら、体と心を癒しに湯治してみたい宿です。