8月24日の朝、平日。
「腰掛庵」のかき氷を食べたくなって山形を向かいました。
勿論、その時点で「食べれない」ことは一切考えてもみませんでした。
朝ご飯をかき氷にするのはどうかと。
(この時点でもかなり余裕で食べれると信じていました)。
山形に到着して、遅い朝食兼昼食を済ませて、12時少し前に「腰掛庵」に到着しました。
車一台が駐車場待ちの様子に、第一印象ラッキーと思ったものです。
その車の後ろにつくと、警備さんが近づいてきて・・・
警備さん「持ち帰りですか?飲食のほうは今日は終了しました」
「えっ?それはどういうことですか?」
警備さん「3時間待ちの方もまだ呼ばれていない状況なんです。3時間待ちが出た時点で店主さんが今日の飲食は閉店すると決断されましたので、つまり、今はすでに閉店している状況です」
その言葉にア然と沈黙
「・・・・・(よくわからないけど)食べることができないのですね?」
警備さん「そうです。今日は終わっているんです」
「わかりました」と言って立ち去ってはみたものの・・・
その後も不思議が頭を過っていきます。
・3時間待ちということは、3時間前に来店した人がまだ食べ終わらないのか?
・少し前の到着時間においては、3時間待てば食べれる可能性があったということなのか?
・3時間も待つのはかき氷を食べて満足して話が弾み、回転が悪いからなのか?
・3時間も待つほど、一気に殺到したためなのか?
・かき氷はテイクアウトできるのか?かき氷を中で食べれなくても、外で食べれますか?とかあるわけないよねぇ~?
とかとか沸々と・・・
そして残ったのは、切ない敗北感に似た思い。
・期待して楽しみにしていてから?
・今しか食べることのできない時間が「限定」されるものだから?
こんな人気では、たとえ来年でも早朝から待つ根性がないかぎり、食べることは難しいと感じてしまったのでした。
けれど、食べることができた季節も私にはあったのです。
あとから冷静になって考えると、まだ食べたことがない方々に味わって欲しいと思えてきました。
過去に味わった経験のある私は、「腰掛庵のかき氷」に限って言えば、卒業するべき時が来たということなのかもしれません。