岩手の北上江釣子ICから10分とかからずにたどり着く「松苑」さん。
駐車場も比較的広いお店です。
テーブル席と小上がり席があります。
繁忙時間前に入店したため、比較的自由に座りたい場所で着席できるようですが、お昼時には混み合い待ち時間もあるようなんです。
「五合蕎麦」は、「もり」の3倍の量なのだとか・・・思わすオーダー♪
(でも、よくよく考えるともりは470×3=1410円なのですから、本当にお得なのかは不明ですね)
「五合蕎麦」は、大ざるにこんもりと3つの山の蕎麦が盛られて来ました~!
その日の蕎麦粉は、長野の八ヶ岳の蕎麦粉なのだとか。
平たい蕎麦は切り方の違いで少し幅が違うため、のど越しの変化も愉しませてもらいましたが、もしも仮に私が蕎麦の打ち手の立場なら、できるだけ端正に切るよう努力すると思います。
つゆは甘くもなく、標準的な味わいで鰹の風味がありますが、次第につゆが薄くなりすぎてしまうのが残念です。
食後に、人気の「そばしるこ」(400円)をオーダーしてみました。
蕎麦粉を温かいだんご状に練り、大きさは大福ほどです。
蕎麦しるこに使用される蕎麦は「下霜産」とありますが、地名ではありません。
山裾の標高500~700mの高原地帯で、昼夜の気温差が大きく朝霧が発生しやすい場所を「霧下地帯」といい、ここで栽培される蕎麦なのです。
甘すぎず、ホクッとした美味しさの北海道産小豆が美味で、あんこ嫌いの私でも一人前を完食できると思える味わいでした。
「新そば」の頃が楽しみと思えるお店でしたが、土地色でしょうか、県外者の私にとってまるで立ち食いそば屋を思わせるほどのせっかち感といいますか・・・ある意味で淡々とした何かが心に引っかかってしまったのでした。
■松苑
TEL 0197‐77‐3979
住所 岩手県北上市上江釣子7地割87-4
営業時間 11-15時
11-15時/17-19時(土・日・祝)
店休日 月(祝日の場合火曜)