波上宮のすぐ横にあるのが、波上山三光院護国寺。
別名、「波の上の寺」ともいいます。
真言宗高野山派の寺院です。
1368(貞治7)年に創建され、開山は薩摩より来琉した頼重法印(らいじゅうほういん)です。
当時の琉球王国、察度王(さっとおう)の時代、真言宗の布教のために隣接する波上宮という神社の別当寺として建立され、以来、王家の祈願寺となりました。
その察度王の息子、武寧王(ぶねいおう)から琉球王国最後の王・尚泰王(しょうたいおう)まで、王が即位する際は家来数百名とともに参詣したといわれています。
ご本尊は、1952年に兵庫県の月輪寺より寄贈された聖観世音菩薩。
鎌倉時代(建久年間)の作と伝えられています。
ご本堂に入ることができます。
本堂に入ってから、靴を脱ぎます。
本堂には、鎌倉時代の作といわれる阿弥陀如来、大日如来、弘法大師、不動明王、釈迦如来、阿弥陀如来、文殊菩薩、普賢菩薩、虚空蔵菩薩、勢至菩薩がお祀りされていました。
ご朱印もいただくことができます。
1日の除夜の鐘が鳴ってから、再びお参りに行くと、除夜の鐘を鳴らしたい人たちが並んでいましたが、本堂にすんなり入ることができました。
お寺の奥の小道を進むと、波上宮の屋台と繋がっていました。