山咲雛子の日記

毎日何かを好き☆と感じ、感謝して、頑張っています。時間が沢山あったら、ゆっくり自然の中で過ごしたいです♪旅もしたいな♪

四国遍路 徳島2日目

2017年12月03日 | 温泉

徳島県2日目。

17番井戸寺に着いたのは7時ちょっと過ぎ。

納経一番かと思いきや、歩き遍路さんが既に納経を済ませたところでした。

東北では今の時節、16時過ぎたら外歯暗くなり始めるというのに、四国は17時でもまだ昼間の明るさ並み。

私の住む町の朝の時といえば、5時過ぎから日が昇り、起床する頃には鳥のさえずりも止み、出されたゴミの傍でカラスが鳴いていたり。

ところが徳島の7時は、生れたての朝の、凛とした空気感に包まれていました。

生れたばかりと思えるほどの、優しい日差しのなか、鳥たちがワイワイとさえずっていて、なんという清々しさ、神聖な朝なのだろうと感じました。

東北に生まれ育った私は、朝は早いし夜は早いというリズムを当然に受容れながら生活していました。

四国のこの朝を感じてしまうと、東北に住んでいることがとても損して生きてるような気もしますね。

17番井戸寺 

16番観音寺

 15番国分寺 

 本堂は修繕中。

14番常楽寺 

読経していると朝の陽ざしがスポットライトのように、般若心境に照りつけてキラキラと輝き、えも言えぬ幸せな感覚に包まれたのでした。

境内には水音があちこちからこだまし、朝のやさしい光につつまれて、心が洗われるようです。

目を瞑るとスーッと体が軽くなるというか、何もかも脱ぎ捨てたような不思議な軽さ・・・摩訶幸せな感覚です。

車に戻ると猫ちゃんが!

痩せていますが、人懐っこくて、人懐っこくて・・・。

朝、白おにぎりを半分残したものがあったのを思い出し「待ってて、ごはんあげるから」と言ったら、車までついてきました。

言葉わかるの?

おにぎりをあげると、喜んで、夢中で食べていました。

可愛くて家に持ち帰りたいくらいでしたが、前回14番さんのおねえさんとお話しした時、お寺に家猫がいて、時々地域猫がご飯を食べに来ると言ってたのを思い出し、大丈夫と思いお別れしました。

13番大日寺

紅葉の焼山寺参道

12番焼山寺

境内にある食堂で「田舎うどん」(200円)をオーダー。

つるつるした歯触り。

200円でお腹が満たされ、お茶も美味しくいただきました。

ごちそうさまでした!

11番藤井寺

12番焼山寺までの歩きの道がこのお大師様の横を通る小路。

焼山寺、鶴林寺またいつか歩いてみたいな~、と思います。

10番切幡寺

ここは車が1台しか通れない参道を通らなければならないので、途中に車を置いて歩いておまいりしました。

9番法輪寺

8番熊谷寺

紅葉が美しかったです。

7番十楽寺

5番地蔵寺

大銀杏が紅葉していて、印象が変わりますね。

4番大日寺

大日寺で飼われている猫ちゃん「ラッキー」

とても人懐っこくて可愛い猫ちゃんです。

おまいりを済ませて納経場に行くといなくなって残念と思いましたが、帰り道の植木の茂みに隠れて見送ってくれました。

本当に癒されるぅ~。

お寺といえば無くならないもの不変なもの、というイメージがありますが、そこに猫がいたり、紅葉など不変と逆のものがあることで、そのお寺の印象がより強くなりますね。

お寺、猫、紅葉、素敵な組み合わせです。

この大日寺には柴犬のワンちゃん(確かダイちゃん?)もいるそうです。

6番安楽寺さんの宿坊がその日のゴール。

お蝋燭もお線香も手向け、本堂も大師堂もそれぞれ読経して、その日は14寺も納経しました。

不思議と足のやけども痛みがなくなり・・・まさに不思議で、守られているとしか言いいようがありません。


ビジネスホテル アヴァンティ

2017年12月02日 | ホテル・宿

徳島駅から15分位歩いたでしょうか。

ビジネスホテルアヴァンティさん。

阿波踊り会館が近いです。

5000円で簡単な朝食も付いてお釣りも来る。

深夜のチェックインだから寝るだけと思い何も期待してなかったのですが、お部屋の匂いもなく、可もなく不可もなく。

枕は柔くて私には合っていませんでした。

建物が古く、隣の音も聞こえる時もありましたが、ぐっすり眠ることができました。

朝食は6時には用意が出来ていますとのことで、カウンターに取りに行き、お部屋でいただくシステムです。

甘いものばっかりですね!

朝食時間が早いのでお遍路さんには向いている宿と思います。

 

その日の夜は宿泊先を決めていなかったので、最後のお寺を打った後にこのホテルに電話したら、1室空きがあるとのこと。

ツインルームでした。

その夜はレンタカーで戻ったので、駐車料金500円が追加でかかりましたが、朝食抜きで5000円でお釣りがきました。

徒歩2分位のところに、コンビニやお弁当やさんもあり便利でした。

繁華街も近くにあります。

 

■ビジネスホテル アヴァンティ

住所 徳島県徳島市東大工町1-20 阿波踊り会館ロ-プウエイ近


四国遍路 徳島1日目

2017年12月02日 | 神社・仏閣

今回の四国遍路は3周目。

いつもなら1番霊山寺さんからスタートするのですが、今回の3日間のお遍路では徳島を全部打っておきたいため、優先順位として、最優先に薬王寺さんは終わらせておかなければなりません。

88番さんを打った後に徳島市内のお寺に戻ったとしても、距離が近いので時間のリスクはほとんどありません。

悩みましたが、徳島駅周辺からスタートし、国道を走り、18番恩山寺からスタートすることにしました。

今まで2回とも雨の中をおまいりした恩山寺。

弘法大師の母ゆかりの寺でもあります。

納経場のお母さんたちと今回も少しおしゃべりして、ああまたお遍路にきたんだなぁ~という実感がわいてきました。

前回このお寺に来たのは2か月前の9月のこと。

19番立江寺。

檀家さんのご供養のイベントが開催されていました。

鶴林寺さんに向かう途中でお腹が空いてきたので、道の駅「ひなの里かつうら」に立ち寄ってみました。

産直市場では東北では見たことがないような、お魚のお寿司がずらり!!

川魚のお寿司がいろいろあって美味しそうです♪

車中ではよほどのことでないと食事しない主義のため、食事処を探し、これはと思う、うどんやさんがあったのですが、開店前でした。

少しがっかりして車に戻ると、徳島のカップルさんに声をかけられて立ち話。

ひとりの方はお遍路4回結願したそうです。

4回目はお父様の脳腫瘍が見つかり、おいずり(白衣)を準備しなくてはと急いで88箇所まわったそうです。

おいずりの準備ができて渡そうとしたら、なんと脳腫瘍が消えてなくなってしまい、手術もなく現在も健康そのもので、今となってはおいずりはどうしようかと。

ふたりは、道の駅のうどん「みやこ家」さんに食事に来たそうです。

香川で修業した店主の作るうどんは、徳島では1番とおっしゃっていました。

またどこかで、といってお別れしました。

20番鶴林寺

これから行く焼山寺も鶴林寺も、車道の細いところがあったりして、今回の遍路では恐れというか不安を感じていたのですが、実際行ってみると前回感じたほど走りにくい道とは感じませんでした。

恐れは自分で作り出している感情なのですね。

鶴林寺の納経場のお母さんたちとも、また少しおしゃべりしました。

21番太龍寺へはロープウェイに乗ります。

 

紅葉が始まっていました。

その日は風が強くて少し揺れました。

 山麓駅ではロープウェイ利用者で希望の方に、わじき温泉の無料券を頂けるそうです。

21番太龍寺

那賀川。

息をのむほどの美しさです。

22番平等寺

23番薬王寺

この薬王寺から先のお寺は高知県となります。 

日和佐城と海岸の眺めが今までのなかでもとりわけ美しかったです。

いつか海岸線やお城に行ってみたいな~。

 

ここから徳島市内に戻ることとなり、市内のお寺をひとつくらい打ちたいと思ったのですが、夕方の渋滞に巻き込まれタイムオーバー。

定温やけどの痛みに耐え、足を引きづりながらの、のんびりしたおまいりでしたが、ホテルに戻って振り返ってみると、心の中には充足感がありました。


旅のはじまり

2017年12月01日 | 神社・仏閣

今回の一人旅は、行くべきか行くべきでないか、この2か月は自問自答の日々でした。

というのも、四国遍路三周目。

前回の四国遍路で88箇所をいっきに結願したものの、仕事の関係で高野山参りをできないでいました。

納経して頂く納経帳、白衣、お軸、その全ては「高野山参り」で本物の結願となるのです。

今回は祝日と有給休暇を合わせたら、4日の日程が使えます。

高野山+京都か、高野山+熊野古道・・・

いろいろ考えたのですが、結局は「徳島遍路+高野山」に決めました。

来春も四国遍路を考えていて、祝日+有給休暇を合わせると9日しか使えない=結願しても高野山は行けないという、同じことを繰り返してしまうためです。

それでこのチャンスに3日で徳島を打っておこうと。

お遍路、というか四国が好きなんですよね私。

周りにいろいろ言われると、心が揺らぐこともありますが。

11月なので洋服が増えてしまい、リュックは8kgにも膨らんでしまいました。

結果今回不要だったものは、ヘッドライト、タオル、洋服はもう少し少なくても良かったですね。

次回は圧縮袋を考えようと思いました。

 

ところが出発の朝の事でした。

四国旅の当日の朝がやってきて、感じたことのない足の痛みで起床。

湯たんぽで低温やけどしていました。

理由は、寝返りも打たないくらい、いつになくぐっすり寝てしまったから。

 

皮膚科に診て貰うと先生は「これは行くべきじゃないってことじゃないか?行かない選択はできないの?」と。

ドクターストップかぁ~、でも幸いにして左足だから運転は大丈夫。

「無理はいけませんよ。何かあったら予定はストップしてね」と言われました。

何か、どこか深いところで、試されているような気もします。

 

病院の後、その日のいつもの仕事が終わり、夫が空港まで送ってくれました。

 

はじめてpeachに搭乗。

手荷物を預けるのは有料(航空券料金が異なる)ですが、梱包などのサービスはpeachにはありません。汚したくない荷物は、梱包して持ち込むのがpeachの手荷物のルールなのだとか。

搭乗してみると、機内は狭く、通路もひとりが通るだけのスペースしかありません。

荷物を預けると有料のため、手荷物(1個まで無料)を機内に持ち込む方がほとんどで、荷物を棚にあげている時は前に進めません。

席に座ると、隣の体格の良い男性の開いた足が、私のスペースまで飛出してきてかなり窮屈でした。

前席からのスペースも狭い為、テーブルと体にも隙がないほど。

失敗した~、と思いました。

しかも、楽しみにしていた「空弁」は売れ切れとのこと。

夫が用意してくれたサンドイッチが夕食となりました。感謝!

関空に到着。

リムジンバスで徳島駅へ。

3時間近くバスに乗るのですが、peachより広く、車内にトイレもあり、疲れませんでした。

徳島駅には予定通り00:05分到着。

とぼとぼ歩いてホテルへ。

 

やけどで病院→通常通り仕事→peach搭乗→リムジンバス乗車→深夜ホテルチェックイン・・・そんな忙しい旅の始まりとなりました。