
イソップ物語を読んで、子供の頃は「キリギリスは先のことを考えない怠け者、私は真面目に働く蟻のようになるんだ」と思ったもの。勧善懲悪説にまんまとはまった真面目な子供でした。
恐るべき教育の力。
だけど、人生後半に差し掛かったあたりから、好きなことをして太く短く生きるキリギリスもありだな~、の方が素敵かも、なんて思うようになった。
ところが、その真面目に働く蟻が、実は7割が怠け者だということがわかってきたそう。
エ~!
地上の蟻達は皆働き者だけど、地下のコロニーでは、ただぼんやりして(フフ)働いていないのが7割ですって。
どうやら、感受性や敏感度に個性があって、必要性を感じた者が黙々と役目をこなすらしい。そのことは蟻同士よく分かっているみたいで、働かない蟻を怒ったりはしないそう。
不公平感を持たず、個性を認め合って維持している蟻社会。
へ~。
ところで、「アリとキリギリス」の結末には色々あるようで、
蓄えのないキリギリスは冬に死んじゃった説。
キリギリスが可哀想で、暑い夏に一生懸命働いて蓄えていたアリが招き入れた説。
餓えて死んじゃったキリギリスをアリが食べた説。
アリが働きすぎて過労死した説。
キリギリスがヴァイオリンコンサートのチケット収入で冬越しした説。
etc.
面白いですね。
画像は30数年前、OL時代に先輩(女性ですよ~)から頂いた手彫りのペンダント、今でも使っています。