グリーンズ・テイブル

ppのピアニッシモな戯言でござ~い☆

藤城清治の世界展

2015-01-17 12:35:57 | 鑑賞

 今冬は雪が少なくて、いい塩梅、このまま春になってくれたらなぁと思っていたら…北国の冬は甘くない、ドカっときましたゼ。

 

さて、札幌芸術の森美術館にて光と影のファンタジー「藤城清治の世界展」観て来ました。

卒寿で現役バリバリ、大型画面で流れている創作活動の様子は、我々に希望を抱かせるし、歳だからと言うのは逃げだなと思わせる。

おりにつけテレビや雑誌で、無意識に目にしてきた影絵は、皮肉にも戦後の物のない時代に思いついた産物。

初期の作品には色がない分、想像力を駆り立てられる。

物語に触発された作品が多く、実際に童話の文章が、作品と共に展示され進んでいくので、ダブルで楽しめる。

だんだん影絵だということを忘れるほど、筆で描いたような繊細で緻密な作風。

そして、膨大な展示量。

また、揺れる水面を配した作品は池に写り込む楽しさ、

鏡を使った作品の前では、その中に溶け込んだ自分が異次元に引き込まれる。

さらに、床にも光を使った影絵があったりで、子供にも十分に楽しめる工夫がいっぱい。

 

ほんとうの雨がやんだら音の雨をふらそう

 

湿原のミズバショウとこびと

 

明日まで。


楽しいこと、美味しいものは……新しい力にかわってくれる☆

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