今冬は雪が少なくて、いい塩梅、このまま春になってくれたらなぁと思っていたら…北国の冬は甘くない、ドカっときましたゼ。
さて、札幌芸術の森美術館にて光と影のファンタジー「藤城清治の世界展」観て来ました。
卒寿で現役バリバリ、大型画面で流れている創作活動の様子は、我々に希望を抱かせるし、歳だからと言うのは逃げだなと思わせる。
おりにつけテレビや雑誌で、無意識に目にしてきた影絵は、皮肉にも戦後の物のない時代に思いついた産物。
初期の作品には色がない分、想像力を駆り立てられる。
物語に触発された作品が多く、実際に童話の文章が、作品と共に展示され進んでいくので、ダブルで楽しめる。
だんだん影絵だということを忘れるほど、筆で描いたような繊細で緻密な作風。
そして、膨大な展示量。
また、揺れる水面を配した作品は池に写り込む楽しさ、
鏡を使った作品の前では、その中に溶け込んだ自分が異次元に引き込まれる。
さらに、床にも光を使った影絵があったりで、子供にも十分に楽しめる工夫がいっぱい。
ほんとうの雨がやんだら音の雨をふらそう
湿原のミズバショウとこびと
明日まで。