健康は何ものにもかえがたいいわば宝だと思いますよ。しかし、健康でないからといって悲観することはない。病気をわずらっても、それがまた人生の深さとひろさを知る上で貴重な体験となるのですから……。
なんてことを読むと、病気の本当の苦しみをわからない人がいう言葉だと思いたくなるけれど、これは二十歳のころからずっと肺尖カタルを患っていた松下幸之助氏の言葉。
こうも書かれています。
万物は日々成長発展しているのです。それが本当の姿だと思うのですね。ですから、病も、老いも死さえも生成発展の姿である。そういう見方をすると、いやだ、いやだと思っていたものがいやでなくなる。敵のように思っていたものが、やがては味方になります。
「鳴かずんば、それもまたよしホトトギス」という自然流ですかな。鳴かずんば「殺してしまえ」とも、「鳴かせてみよう」とも、「鳴くまで待とう」とも違うのですよ。病とはそのような気持ちでつきあっていきたいと思いますね。
切り離せるものは、ためらうことなく切り離す。
そうできないものは、取り敢えず、そこそこ上手に付き合っていこう。
病も老いも死さえも生成発展の姿…この言葉、いいですね~。
画像はレインボウチップ「チップスター」
先延ばしにしていた株分けと鉢替えを終えた途端、元気に。
こちらもすっきり。