グリーンズ・テイブル

ppのピアニッシモな戯言でござ~い☆

第九 二楽章

2010-09-19 13:15:21 | 音楽活動

ベートヴェン第九、第二楽章の61小節目から16小節間、全パート毎楽章の1拍目にフォルテが書かれている。
127小節目から12小節間も同じく。
わざわざしつこく書かれているのだから何か意味があるはず。
アクセントと捉えて演奏していると、
「ゴツゴツ弾くのは変でしょ」と先生は仰る。
「べつに~」とは言えない。
「では、どうして1小節ずつ付いているんでしょうか」
「どうしてだろうねぇ」

疑問形で終わってしまった。。。

たくさん書かれたフォルテ、無視しちゃって良いのかな。
凡人には分からない思いが楽聖にはあったかもしれないし。

「譜面にそう書いてますか?聞き覚えで演奏しない!」
といういつものポリシーも何処かへ。


2 コメント

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f f f f f f... (コントラバスだった人)
2010-09-19 15:19:04
とあるサイトで見つけました。

ベートーベンの場合、ベーレンライター版スコアの注釈に「連続して記述されるfは繰り返される強調を示し、事実上これらはsfの省略記述とみなすことができる」とある。

自分も気になっていたんですよね。
しつこいくらい「f f f f...」って。

ただ、アクセントとsfって、何となく違うんですよねぇ。
音楽辞典には、

sf...「突然強いアクセントを付けるときに用いる記号」
アクセント...「弱勢部で臨時に強く音を出す時に付ける記号」

とあります。
sfにははっきりと「アクセント」の文字、一方アクセントには「弱勢部」という限定が明記されています。

2楽章は3拍子で、強拍はもちろん1拍目ですよね。ですから、強拍である頭にアクセントをつけるのは用法として正しくない。だからこその「sf」なのではないのかなぁ…。

「強拍が1拍目なのはみんな分かっていると思うけど、この頭の音はもっとそれを明確にして演奏してくれよな」
というメッセージなのかも知れませんね。

いやいや、2楽章の「Scherzo」の通り、ただの軽い冗談なのかも。

もしかしたら、中間部の「Ritmo di tri battute」と「Ritmo di quattro battute」を際立たせるため…だったりして。

んー、難しい。
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Unknown (pp)
2010-09-19 21:37:00
triとquattroを際立たせるなら、
二小節あるいは三小節おきにつけるべきですよね。
別に全くついてなくてもそこははっきり意識して、それらしく演奏することが大切。

アクセントは弱勢部に限らずfの部分にも付いてることはよくあるし、表現もいろいろ。
それに対してsf.はどの場合でも瞬発力で強調するイメージ…私は。
まぁ、Scherzoの4分音符では、強調する表現に差はないでしょう。

いえ、問題は付けるのか無視するのかなんだけど、取り敢えず今回のレッスンでは特に何もしないということに。
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