プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

バーグマン

2020-10-23 15:40:15 | 日記

2001年


近鉄が緊急獲得したシーン・バーグマン投手(30)=193㌢、102㌔、右投右打、ロッキーズ傘下3Aのコロラドススプリングス=は2日、入団のパイプ役となった米大リーグ、ドジャースのトミー・ラソーダ副社長(73)=近鉄アドバイザー=とともに来日。メジャー通算39勝右腕が12年ぶりのV請負人となることを宣言した。3月にドジャースと業務提携を交わした近鉄は、ラソーダ球団アドバイザーにリストアップを依頼。そこで獲得した右腕は、予定より1日早く来日した。「優勝したい。日本シリーズに向け、試合に勝つように全力を尽くしたい」3日に入団会見を行う巨漢右腕が早くも目を輝かせた。最速150㌔を超えるストレートが武器。「速球は持ち味だが、スライダー、シンカー、チェンジアップをコントロールして打者と勝負するのが自分のスタイルだ」メジャーに9年間在籍した助っ人に首脳陣の期待も膨らんだ。「ラソーダさんに頼んでいた。左が欲しかったが、力があれば関係ない」と梨田監督は先発の軸として起用する方針。来日直前までコロラドスプリングスで登板していたため、体調面の問題もなく、ビザの手続きが済み次第、1軍のマウンドに上がる予定だ。

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郭建成

2020-10-23 15:29:24 | 日記

1990年

好投しながらも勝てない。負けるたびに郭はガックリと肩を落とす。その姿は首脳陣の同情も呼ぶ。「しっかり守ってやれ」「もっと打ってやれ」野村監督は8月22日の中日戦では、怒りのホコ先を池山のエラーに向けた。しかし、郭に非がないわけではない。「気が小さいのだろうな。1点でもリードすると、大胆さがなくなり球を置きにいってやられる」と野村監督。「とにかく勝ちたいんだ。後半はコントロールをつけようとする気持ちは強いけれど・・・」と郭は反省するが、接戦になると耐え切れず、すぐに攻めの投球を忘れてしまう。郭は来日2年目。日本にとけ込み、長い間プレーすることを望んでいる。今年の6月に故国の台湾プロ野球から誘いを受けたが、断った。「三商」が後期に立て直しをはかるために、郭に声をかけた。しかし「日本のプロ野球で成功したい」と、台湾に戻らなかったのだ。「西武の郭さん、ロッテの荘さんらのように一流になりたい」と。郭の年棒は650万円(推定)だが、一軍最低の840万円との差額は保証される。台湾では450万円が上限で、待遇が日本の方がいいうえ、活躍すれば、大金がもらえるわけで、夢があるからだ。野村監督は外人投手は現役大リーガーより、日本で育てる投手に食指を動かしている。今春、ユマでのパドレスのAA級ウイチタとのオープン戦で、セイガーに手玉にとられた。25歳の投手で140㌔以上の球を投げていた。この程度の投手なら獲得可能ゆえ、来季の外人は打者はベテラン、投手は若手の構想。郭が2人目の外人か、それとも第三の外人か、契約してくれるか、全くわからない。「郭は勝っていないが、査定では2勝分くらいある」とフロントはいうが、これでは郭自身が満足できない。ピッチングは進歩してきたと思っている。「ストレートは140㌔台が、コンスタントに出せるようになった。スライダーをストライクにしたり、ボールにするコントロールもついてきた。フォークも落ちるようになった。フォークを投げる前に打たれる悔しさはあるけれど・・・」ロックフォードよりは上、と自認している。しかしロックフォードは解雇が決定的で、ライバル視しても仕方ない。「勝てば、ボスも満足してくれるはず」郭は日本のプロ野球残留と昇給をかけて、白星を追いもとめている。

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