前田和之

1998年
150㎞近いストレートと切れのあるスライダーが武器で、即戦力ストッパーとして活躍が期待される。BWにおいては「18」と並ぶエース・ナンバーと言われる「17」を背負うことになったのも、V奪回の救世主と見込まれているからだ。持ち前の勝負度胸でリリーフ・エースを目指せ。

ウィリー・バンクス

1999年
メジャー通算7年間で31勝の実績を持つウィリー。140㎞/hを超えるストレートとスライダー、チェンジアップを武器とする右腕だ。93年にはツインズでスターターとして2ケタ11勝をマークした実力派で、昨年はヤンキースとダイヤモンドバックスで42試合に登板、セットアッパーとして活躍した。BWの新ストッパーとしてウィリーにかかる期待は大きい。

栗田雄介

2004年
7巡目指名の栗田雄介（千葉工高ー千葉工大）は、苦労人である。大学卒業後、努めていた建設会社の野球部が廃部。単独で黙々とトレーニングを積み、テストを経て入団となった。「中央球界では無名ながら、テストを受けてでも、というハートがいい。小柄ですがタマに力、キレがあり、しかも左のサイドスローです。ワンポイントや抑えとしてイヤらしい存在になるかもしれない。かつての永射保（元・西武）のようになってくれたら…」（担当スカウト）


2005年


昨年テスト入団でプロ野球の門をくぐった苦労人。ルーキーイヤーは、ファームでじっくりと投げ込み、1イニングながら一軍マウンドも経験した。左のサイドハンドから投げ込むボールにはキレがあり、ワンポイントとして貴重な存在。何よりも、夢を諦めずにテストに挑んだ、強いハートが大きな魅力だ。プロ野球選手という夢は果したが、初勝利、タイトル奪取、日本一と、次なる夢がどんどん膨らみつづけている。

土谷賢一

1973年


左腕の土谷は、速球に威力があり、いまひとつ制球力をつければ打たれない。


土谷は、投の大黒柱。小柄だが、左腕の球威はかなりのもの。
1977年


大商大では大洋入りした斉藤の控え。目立たなかったが、制球がよいといわれる。


ドラフト外。大学中退で入団。

杉本潔彦

1998年
高速スライダーを武器とし、近い将来ローテーションの一角を担う好素材だ。「目標とする投手はいませんが、どんな場面でも冷静に投げられるような、自己コントロールのできる投手になりたい」という落ちついたコメントが活躍を予感させる。

豊田次郎

1998年
ローテーション入りが期待された昨年は、思うような投球ができず、リリーフにまわる結果となった。シュート、シンカーを巧みに使い分ける投球を取り戻し、今季こそローテーションの一角に加わってほしいところだ。

武田章吾

1979年


テスト生からライオンズ入りしたガンバリ屋。一生懸命、練習に打ち込む姿は好感が持てる。なによりもスタミナをつけること。
目標：打者の手もとで浮き上がる決め球を覚える。

大島秀晃

1978年
ドラフト外。巨人入りした角（三菱重工三原）とよく似た投げ方の左の本格派投手。西濃運輸ではエース・松田の陰にかくれて目立たなかったが、その素質は大学時代から注目されていた。「これから投げ込んでいけばもっとスピードがでる」（三沢スカウト）ストレートにフォークボールが武器。恵まれた体力、左腕という利点を生かせば将来が楽しみだ。

花増幸二

1978年
ドラフト外。高校時代からその素質をマークされていた右の本格派投手。国立の鹿児島大学では教職課程の免状を取り体育教師をめざした変わりダネだ。中学時代は水泳（バタフライ）で全国11位。県内2位の記録を持ち、玉竜高時代でも校内の体力テスト第一位だった。公立大ばかりで組織している南九州４校リーグで大活躍。将来性が大きく期待される。

ホワイトサイド

2004年
メジャー4球団で通算284試合に登板。その中で先発は1試合のみというリリーフのスペシャリスト。最速152キロのストレートと落ちるチェンジアップが武器。コントロールもよく、四球で自滅するタイプではない。「感情を一切出さないクローザーもいるが、アグレッシブに向かっていくのが自分のスタイル」と強気でバッターに向かっていく豊富な経験と実績を誇るハマの新守護神候補だ。

川畑盛幸

1977年　


昭和30年12月5日　鹿児島県出身
右投右打　180㎝、75㎏　小倉職業訓練高ー徳山オール周南ーヤクルト
中学卒後、ライオンズのテストを受け、最後まで残った。まだ子供の体だが、フォームにくせがなく、球筋もいいので、鍛えれば本格派の投手？

飯田龍一郎

2003年

高校時代、兵庫でナンバーワンと評された大型左腕。長身から投げおろすストレートや大きく縦に割れるカーブで吉見2世の期待を背負う。笑顔の絶えないおおらかな明るさの中にあって、どんな状況にも臆することない強気な部分を持ち合わせた性格は大きな魅力である。


2004年


ルーキーイヤーはキャンプで指にマメを作るアクシデントで出遅れを余儀なくされた。結局シーズンを通してシーレックスでも4試合の登板にとどまった。しかし、地道な努力が実を結び、秋季キャンプでベイスターズに抜てきされ、今春もスタートは宜野湾から。貴重な左腕、長身から投げ下ろす力のあるボールに首脳陣の期待も大きい。「まずはベイスターズで登板。3人でキッチリ抑えたい。そのためにフォークと制球力を磨きます」と明確な目標を定める。

石井邦彦

1978年
ドラフト1位。首都大学昨秋のリーグ戦で原、津末らを相手に東海大を完封し注目された。大学通算では72試合で18勝だが、「まだまだ伸びる素質は十分」（三沢チーフスカウト）下手からくり込むシュート、スライダーにシンカーの威力で、高橋直のあとをついで将来の阪急キラーに育つ日もそう遠いことではない。