1993年
嶋尾康史投手が「勝負の年」を石垣島からスタートした。野田が抜けて、投手台所が苦しくなった阪神だが、その穴を埋めると首脳陣の期待が高いのが嶋尾。中村構想では「弓長と2人でダブルストッパーを」と抑えもあるが、先発でスタートするかどうかは、キャンプでの調整次第。だが、どちらの起用にせよ、その存在は今季の虎投手陣の浮沈を握っている。「去年、半歩前進したと思うんです。今年はとにかく開幕一軍28人が目標」去年は新しく覚えたスライダーで、ひと皮むけた。今年はもう一つの武器、フォーク習得に必死で「落ちる球が加われば三振も取れるし、投球の幅も広がりますからね」と腕ぶしている。
嶋尾康史投手が「勝負の年」を石垣島からスタートした。野田が抜けて、投手台所が苦しくなった阪神だが、その穴を埋めると首脳陣の期待が高いのが嶋尾。中村構想では「弓長と2人でダブルストッパーを」と抑えもあるが、先発でスタートするかどうかは、キャンプでの調整次第。だが、どちらの起用にせよ、その存在は今季の虎投手陣の浮沈を握っている。「去年、半歩前進したと思うんです。今年はとにかく開幕一軍28人が目標」去年は新しく覚えたスライダーで、ひと皮むけた。今年はもう一つの武器、フォーク習得に必死で「落ちる球が加われば三振も取れるし、投球の幅も広がりますからね」と腕ぶしている。