プロ野球 OB投手資料ブログ

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酒井弘樹

2024-12-28 10:06:51 | 日記
1994年
打倒西武を心に秘めた若者が、バファローズのユニフォームに袖を通した。「近鉄から声がかかってラッキーと思いました。新人王を目指して頑張ります」これがハツラルたるプロの第一声だった。国語の教師が多い国学院大から26年ぶりに出たドラフト戦士が酒井だ。何と卒業論文のテーマは森鴎外。MAX147㌔の直球に多彩な変化球を持っている。マウンドに上がると自分でも「性格が変わります」というほど、闘争心が前に出る。学生時代から、「アンチ西武」だった。正義感の強い23歳は強いものを倒すことに生きがいを感じている。背負う背番号は18。言うまでもなく、プロ球界はエースナンバーだ。野茂、小池に次ぐ契約金が酒井への期待の大きさを物語っている。


1997年


プロ入り3年目だった昨年は、先発ローテーションの一角として完全に定着、最高の1年を送った。しかし、同時に課題も見えてきた。8勝を挙げながら、負け数は、それを大きく上回る15敗。突然乱れる制球と、安定感のなさを克服することが、今後、さらに大きく成長するための課題となる。魅力は三振を取れる、抜群のスピードボール。昨シーズン見せた、1試合17奪三振は、まぎれもなく、酒井の真骨頂だ。不安のあった右ひざも昨年オフに手術した。次の目標は、近鉄のエースになることだ。

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